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ありがとう2025タイガース!

〈10/30 阪神 2-3 ソフトバンク(甲子園)〉

勝:杉山
S:松本裕
敗:村上

1 中 近本光司
2 二 中野拓夢
3 右 森下翔太
4 三 佐藤輝明
5 一 大山悠輔
6 遊 木浪聖也
7 左 高寺望夢
8 捕 坂本誠志郎
9 投 大竹耕太郎

村上で始まった2025年のタイガースは、村上で幕を閉じた。
シリーズ初戦に先発、中4日の延長10回にリリーフカーに乗って登場したその姿にどよめきと歓声。

18時の試合開始からスタンドはいっぱい。
22時を超え、鳴り物がなくなってもファンの応援は響き続けた。

先発は大竹。
古巣ホークスが相手の日本シリーズ。人生はわからない。
今日の大竹のピッチングは、凄まじいと言っていいレベル。緩急、キレ、どれも一級品で、巧みな投球術に酔いしれた。

7回、及川に対するバッターは山川。センター前へのライナー性の打球に近本が好捕。
距離が掴みにくく難しい打球だ。

9回、同点に追いつかれなおも二死1,3塁のピンチに、大山横っ飛びの大ファインプレー。

坂本誠志郎の先制打に嬉しくて飛び上がった。

欲しかった追加点をとってくれたのは5試合連続打点の佐藤輝明。

連続無失点記録を続けていても感情を動かすことのなかった石井が、最後に、泣いた。

後から見返してみても、村上にしても8回の石井にしても、投げミスなどではなかった。
打ったバッターがほんの少し良かっただけだ。ほんのちょっとね。
ただ、そのちょっとの差で日本一の栄冠は掴むことができなかった。

悔しいけれど、泣きたいけれど、
でもな、みじめなんかじゃない。
ラストゲームは延長11回。
最後までヒリヒリする激闘を見せてもらった。

2025年の阪神タイガースは強かった。
新米監督の球児のもと、今までとは違ったまた新しい野球を見せてもらった。

選手たちがたくましくて、眩しかった。
次々と偉大な記録に挑戦していく選手たちを誇りに思った。

来年へ宿題を作って終わったのは、これはこれでよかったんじゃないかともちょっとだけ思ってる。
まだまだ、タイガースは強くなれる。

今はもう、感謝の気持ちでいっぱい。
毎日楽しかった。本当にありがとう!

えっと…ソフトバンクホークス、おめでとう。(来年みておれ)

[今日のヘルナンデス]

一年間ありがとう!
なんで今日もおらんかったん!(笑)

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ここからだ!

〈10/29 阪神 2-3 ソフトバンク(甲子園)〉

勝:大津
S:杉山
敗:高橋

1 中 近本光司
2 二 中野拓夢
3 右 森下翔太
4 三 佐藤輝明
5 一 大山悠輔
6 左 前川右京
7 捕 坂本誠志郎
8 遊 小幡竜平
9 投 髙橋遥人

試合が終わった。
気がついたらずっと天井を睨んでいる。一体これは何の時間なん?振り返らない方がいいな、と思いにようやく至り、今こうしてキーボードを叩いている。タタタターン。

思えば、負けることにずいぶん不慣れになったもんだなぁ。こんなにしんどいの久しぶりやな。
日本シリーズだからかな。
やっと手にした日本一への挑戦権だもんな。
この発想がセコイ。

明日があるって、いいな。
この期に及んで、まだ野球が楽しみだ。

寝よ。
明日や明日。

[今日のヘルナンデス]

さぁ今日こそ!
…と思ったらベンチ入りはずれとったわ。

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“あと3つ”!

〈10/28 阪神 1-2 ソフトバンク(甲子園)〉

勝:モイネロ
S:杉山
敗:才木

1 中 近本光司
2 二 中野拓夢
3 右 森下翔太
4 三 佐藤輝明
5 一 大山悠輔
6 左 豊田寛
7 捕 坂本誠志郎
8 遊 小幡竜平
9 投 才木浩人

143試合の頂点に立ったチーム同士が、もうひとつの栄冠を掴むために、意地とプライドをかけて戦う。

舞台は、満員の甲子園。

タイガースの勝利にあと一押し、ファンの声援にはその力があると信じて、祈って、声をあげて、応援するだけだ。

現地寒かったよ!
行く人は防寒して熱々で行こうな!

大山が、声援を歓声に変えてくれるよ。

[今日のヘルナンデス]

応援してるんですけど!
大山の次にだけど!

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一勝一敗!

〈10/26 ソフトバンク 10-1 阪神(みずほPayPay)〉

勝:上沢
敗:デュプランティエ

1 中 近本光司
2 二 中野拓夢
3 右 森下翔太
4 三 佐藤輝明
5 一 大山悠輔
6 指 高寺望夢
7 遊 小幡竜平
8 捕 坂本誠志郎
9 左 島田海吏

先発はデュプランティエ。一軍のマウンドが8月9日以来。さすがに無理があったか。7回や8回投げてくれなどと思ってたわけではないが、調子が良くて抜擢されたという話だったのでなんとかゲームを作ってくれれば…と期待はしてた。無念の結果であった。
大好きなサカモーロさんと組めたの久しぶりだったのにな。

はい!切り替える。
10点差でも一敗は一敗。
(9点差です)
(細かいプライド)

左肩に打球を受けた岩貞の状態はどうなんだろうか。

甲子園で出直しだ。
熱い甲子園になるな!

[今日のヘルナンデス]

DHの高寺の代打で出場。
2打席目で内野安打。(っしゃ!)(小声)
ベンチでは率先してみんなを出迎えてくれるナイスガイ。
次はデカいの頼んだ!

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日本シリーズ2025開幕!

〈10/25 ソフトバンク 1-2 阪神(みずほPayPay)〉

勝:村上
S:石井
敗:有原

1 中 近本光司
2 二 中野拓夢
3 右 森下翔太
4 三 佐藤輝明
5 一 大山悠輔
6 左 島田海吏
7 指 高寺望夢
8 捕 坂本誠志郎
9 遊 小幡竜平

1番近本が打席に入ったときから早くも高速大爆音の応援歌。ほんとすごかった!
敵地でも負けない現地のタイガースファンの応援は、頼もしくて心強くて、おかげで試合前はただ緊張してただけだったのが、一気に興奮度が高まって試合に没入。
福岡での日本シリーズは過去7戦7敗。んなもん今の選手は知らん!いくぞ!
プレーボール!

先発は村上。そう、今年のタイガースは、いつも村上が幕を開けてきた。シーズンもCSも、そして日本シリーズも。

初回、先頭の柳田に四球、そこから近藤に先制点を奪われる。その後のイニングもランナーを出すなど良くはなかったが、初回が底で徐々に調子を上げていってくれた。なのであの近藤の後続を断ったのは今から思っても大きかった。
出だし良くないにも関わらず、2回は牧原に59キロの超スローボール。牧原はピクリとも動かなかったがストライクの判定を確認すると牧原も思わず坂本にニヤッ。パ首位打者相手に投じたこの1球、村上の強心臓に、よしいけると思った。

調子を上げた村上は7回を投げ俄然試合はタイガース有利に。
左が続く8回には及川。
2アウトとして代打山川のところで石井にスイッチ。そのまま石井が試合を締めた。

援護したい攻撃の始まりはやっぱり近本!
6回表。頼りになる同郷のこのお兄さんはヒットで出塁。
そして初球から盗塁を決め二塁へ。
中野の三塁線ギリギリのバントをサード野村は捕球を見送ったが、止まって内野安打。
中野も生きたのが大きかった。
無死1,3塁、ここでゴロを打てる森下も大したもので同点。
そしてテルが外野守備の空いたところへ勝ち越しのタイムリー2ベース!
追いつき、追い越した!
足技小技で相手バッテリーを揺さぶり、4番が決める。
あかん!気持ちいい!もっかい見よ!(笑)

この見事な攻撃には、“見本”があった。
5回表の内野安打からの二盗で好機を作った島田海吏だ。
この日、6番レフトでスタメンで出場していた。
ちょっと待って、まずね、このスタメンだ。
藤川監督は見事にほとんどの予想を裏切ったのでは?
島田!?ってなったよね。最後に見たのいつだ?と遡ること8月8日。
そこから次のスタメン起用が日本シリーズの初戦って、人生何が起こるかわからないって思うし、あるかないかわからない日のために腐らず準備してきたことが報われて嬉しくもなる。

とはいえな!この大舞台で大丈夫か島田!?って思ってたわけですよ!(笑)
ところが、先に書いた5回の攻撃ではビクともしなかった空気に振動を与え、そして、何より8回の守備だ。
先頭柳町のレフト線へ逃げていくような飛球俊足飛ばして追いかけたままの体勢で最後のあと少しに身体を伸ばしてキャッチ。大ファインプレー!

どういう理由でスタメン島田だったのかって、島田自身が攻守で答えを見せてくれた。
島田のおかげで初戦を勝てたと言おう!

このシリーズ、誰がシリーズ男になるのかってひとつの楽しみにしてるけど、とんでもないところから候補が出て来た。(泣き笑い)

ホークスの後から出てくる選手を見ては、その層の厚さに震えたけれど、だからってタイガースの選手が見劣りするとも思わない。

あと3つ!しまっていこう!

[今日のヘルナンデス]

祝・ベンチ入り!(笑)
島田に続けー!

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CS突破!あと4つ!

〈10/17 阪神 4-0 DeNA(甲子園)〉

勝:高橋
敗:ケイ


阪神「大物」駅。


改札口を出てズンズン歩く。


普通なら不安になるような暗い道なのに全然平気。仲間がいる。


見えた!
ところでここの信号、ベテランさんじゃないと一度で渡れないね(笑)


初めてのSGLスタジアム!
パブリックビューイングに来ました!


網が!網がぁ!(笑)
イニング間には糸井さんや今成さんたちが盛り上げてくれる。


甲子園で配られているものと同じ。リーグ優勝を決めたときの集合写真が裏に。いや表かな。とてもいい写真なんで欲しかったんだこれ。

というわけで、パブリックビューイングで参戦したCSファイナル!
あかんな!
ただ楽しいだけやったわ!(笑)

今日勝てば日本シリーズ進出が決まるという日に先発のマウンドを任されたのは、高橋遥人。
一年前―
負ければCS敗退というファーストステージの2戦目で、ベイスターズ打線に打ち込まれて敗戦投手になったのが高橋遥人だった。

初回、テルの悪送球で二死3塁、4番筒香というピンチにほんの少し不安になったがここを切り抜けると、その裏、先頭の近本が初球ヒットで出塁。
前夜の森下のサヨナラホームランの甲子園の熱は一夜明けても消えてなかった。
ベイスターズ先発は、超のつく難敵ケイだったが、さすがのケイにも「今日負ければ…」のプレッシャーがあったのだろうか。

一死1,2塁で打席には、エラーしたテル。
ただ、テルに余計な気負いはない。
打席に入る前から来る球はわかっていたかのようにバットを払ってみせた。
すると打球はバックスクリーンへ一直線。
あれで!?
初回先制の3ランホームラン!!
甲子園はきっと揺れるほどの歓声が上がったと思うが、SGLでも大歓声。

テルの3点と、大山のレフトフェン直タイムリー2ベースで計4点の援護は今日の遥人には十分だった。
形容しようのないあの無双の高橋遥人だった。
バッターは、膝をついて空振り三振。かと思えば肩をすくめるようにして身を引いて見逃し三振。
バットにやっと当ててもどん詰まり。勢いを失った打球が内野守のもとへ転がるのがやっと。

ノーヒットピッチの遥人に気になるのは球数だけだ。
「次」があるからだ。「偉業達成」との天秤に内心どうしようかと気が気じゃなくなってきた。
だから、8回一死、ヒットが出たとき、呪縛から解放されたように心がいくらか軽くなった。

…からの連打で満塁ぃいぃー!ひぃー!1本出れば4-4同点ちゃうんか!
打席には一年前がよぎる戸柱。
ここをレフトフライに打ち取って(暖くんよう捕った!)、良かったぁぁああ!
そして石井にマウンドを譲った。
ノーヒットピッチから一転、遥人には悔しい降板の仕方となってしまったが、次へのモチベーションにしてくれるはずなので、これでいい。

それより石井だ。
三連投となったが、ベイスターズベンチにはどんな絶望かなこの継投(笑)
最初で最後のチャンスに無得点に終わった打線に、9回の岩崎を打つだけの気力はもう残ってなかった。


試合終了!勝った!
クライマックスシリーズファイナルステージ突破!


日本シリーズに行くのは、セ・リーグ王者 阪神タイガースだ!

昨日、森下がお立ち台で言った「明日勝って決めます!」が現実になった。

激闘を終えた全員整列のセレモニー。
セCSMVPの森下がスキップしている。どこまでも森下は森下だった(笑)

さぁ行こう!日本シリーズへ!

サンテレビの”おっ!サン”が撮ってた写真もらったんですけど、「3」見つけるたびにシャッター押してはったんよ…(どんだけサンテレビ好きやねん)

[今日のヘルナンデス]

満員のスタンドから拍手が注がれる中、8回途中で戻ってきた遥人を神妙な顔つきでねぎらうヘルナンデス。ありがとう!

でも、遥人の出来が良すぎて、出番、なかったね。(しょんぼり)

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森下サヨナラホームランであとひとつ!

〈10/16 阪神 5x-3 DeNA(甲子園)〉

勝:及川
敗:佐々木

↑そうか、及川2連勝かぁ(笑)
昨日イニングまたぎしたところで連投になってしまって、笑ってていいのかは疑問だけどね、石井もね。
先発が今日も5回、しかもリードを許して降板してしまい、おい!才木や!聞いとるか!(笑)

今日もリリーフ陣の厚さに感謝すると同時に、6回を投げた畠の存在がどれだけありがたいか。
畠を獲得した球団や担当者の人にお礼を伝えたい!(シェフを呼んでください!の言い方)

湯浅が1回2/3、岩貞が1/3。また便利に使われてる岩貞も面白かった(笑)

天気予報通りの試合中の大雨。5回表が終わったところで47分間の中断。
勝って終わったのだから試合を続行できる整備をしてくれた阪神園芸さんもヒーローだ。
グラウンドの土の全部を覆うシートを惜しみなく出してくれる園芸さん。
レインコートでさえ一度出しちゃうとしまうのが面倒だからという理由で出し惜しみする私と違って、ためらいもなくバーッと広げてくれて、そんでまた片づける。見てるだけでも面倒だ。しかもあちらは半端なくデカイ。

この中断で両チームともに難しい戦いになったのは間違いないのだが、「会場」全体で盛り上げた分、少しこちらに利があった。
そう、森下フェス会場だ(笑)
延長戦に入って、中野が塁に出て、森下初球!
風にも乗ってレフトスタンドへ飛んでいく白球。フェン直でも中野さんなら還ってくれるって森下が言ったように、ファンも同じく祈った。
だからホームランじゃなくても気持ちはもうサヨナラだったんだけど、そりゃホームランが絶対にいいな!(笑)

でもね、最後は劇的だったけど、そこに至るまでの一つ一つのプレーに、今年のタイガースの強さが宿っていた。
4回表には、ショートでスタメンの小幡の横っ飛びがあり、8回表のピンチには、森下がタッチアップを阻止。これ大きかった!
三進させなかったランダウンプレーもあったな!
途中出場の高寺のヒットからの走塁が必死さ全開だったのも、グッときた。

昨日に続いて今日も森下の声出しで始まって、お立ち台も二夜連続登場の森下。

昨日のお立ち台では「明日も勝ちます!」
今日のお立ち台は「明日勝って決めます!」

あまりこういうこと言うとよくないと、いつかの新庄さんで学んだのだけど、森下が言うなら…とまで思えてきてる。ひょっとすると森下は歴史を塗り変えた?当の本人は何も知らないかもだけど(笑)

試合後、みんなにとても申し訳なさそうに頭を下げている才木。
降板後はベンチで明るく応援してた才木だったけど自分の悔しさは封印してがんばってたのだな。
才木はきっとシリーズでやり返す。
そしてドヤ顔する(笑)

テル!守備も打撃もかっこよかった!
ありがとう!

[今日のヘルナンデス]

打席以外が一番元気に見えるけどどういうこと!?!?
明日だな!

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CSファイナル大きな先勝!

〈10/15 阪神 2-0 DeNA(甲子園)〉

勝:及川
S:岩崎
敗:東

待ちに待ったクライマックスシリーズファイナルステージ初戦!
先発は、村上。
東との最多勝投手対決となった。
勝った。
勝利投手は及川。
村上ちゃうんかい。

って言いつつ(笑)、村上よくぞ耐えてくれた!
ほんとやばかった。
初回には満塁のピンチ。
5回まで毎回ランナーを背負い、それも3回からは毎回先頭の出塁を許しての展開。
押されて押されて、そして押されて、要するに押されて、試合はファーストステージの勢いのままのベイスターズが、ほら、やっぱりもー。

村上は、さすがに力入っているのか、坂本の構える随分手前でワンバンになるような投球もありながらで、球数もかさんだ。
ただ、この叩きつけてしまうようなボールのあとには、バッテリーで笑みを浮かべるシーンがあった。
坂本が「お前さぁ…」とでも言いたげで、村上は坂本に愛想笑い(笑)
そんな様子にテレビの前で釣られて笑っていたら、三振奪って二人で吠えたりガッツポーズしたり。抑えるんかい!(笑)
不思議だったけど、村上のおおらかさが今日は際立っていた気がする。
5回103球でも無失点。上等。

そして打線は、東の前に4回までわずか1安打に抑えられていた。
が、6回、やっと「そのとき」が。
あ、「そのとき」などとまるで優勝したみたいに言ってしまいましたが、得点シーンです。大げさに生きています。

打順は1番近本から。
内野安打で出塁した近本を、中野がバントで送って、森下がタイムリーヒットで先制…、の森下の打席の初球
「…!?走った!!!」(ひとりで大声でた)
近本の三盗がめちゃめちゃデカかった!

サインなのか近本の考えなのかはぐらかした藤川監督だったが、
盗塁は、試合を前にした藤川監督の「荒々しく、楽しんで」の言葉どおり。
しかしここに至るまでの中野のバント(初球見事だった)は「いつもの野球」。
短期決戦に向けて、周到な準備とここぞという勝負勘が極まった、すごい攻撃だった。

かくして一死3塁、森下にとっては前進守備の内野の間を抜くことなんて朝飯前。バンザーイ!

加えて森下の走塁が、本当にいい。
派手な活躍が取り上げられることの多い森下だけど、しっかり「凡事徹底」の走塁を見せてくれる選手だ。
ポテンヒットで三塁まで行っていること、三本間で挟まれても、1本多く逃げて後ろのテルを進塁させたこと。
森下の走塁があって、小野寺暖のタイムリーヒットが生まれたと言っては大げさだろうか。そんなことないと思う。

そう!小野寺暖!は、スタメンではなかった。
6番レフトでスタメンに名を入れたのは、中川。
中川は相手エラーを誘い、そしてヒットも打っていた。
だが、5回裏、出塁したら「代走・小野寺」。
このときは、ちょっと不思議な交代に思えた。
はい!ごめん!さぁみなさんご一緒に!(笑)

ここで代走に出していた小野寺がそのままレフトの守備に就いて、打順が回ってきていた。
貴重な2点目は小野寺のバットから。
この起用にも藤川監督のことがいよいよ怖なってきた…
暖はよくやった!嬉しいね!

そして、6回からの継投には、藤川監督の初戦へのこだわりを見た。
及川と石井の二人で3イニング。クロージングは岩崎。
圧倒して勝つ。そんな初戦だった。

シーズン最終戦から間が空いた不安は、初戦にしてどこかへ飛んでいった。

[今日のヘルナンデス]

二死3塁!先制の好機に村上の代打で登場!

チームが勝ててよかった!

細かいこと言わない!(細かいこと)

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素晴らしきラストゲーム

〈10/2 阪神 6-2 ヤクルト(甲子園)〉

勝:村上
敗:青柳

「せっかくだから清水も投げさそうと思って」
試合前のメンバー表交換で高津監督は藤川監督にそう言った。清水は帝京高校の原口の後輩。
原口の引退試合を知った高津監督の粋な計らいだ。


「次回の試合」が空欄になった最終戦。
甲子園へはリーグ優勝の夜以来。あれからまた季節は進んで空気はひんやり。


目の前に広がる壮大で美しい光景に、これだけで泣けてきてしまう。
チケット取れて本当によかった…(そっちか)

とんでもない日になった!
先発は村上。
最多勝、奪三振、勝率のタイトルがかかる試合で7回を投げた。
隣で一緒に観たいつもの「おっ!サン」が奪三振の数を数えていたが、2個まで。3個取れればクリアするのだと熱心に数えていたのに気付いたときにはとっくに超えて8個とってました。

ヤクルト先発は、これも高津監督の計らいで青柳さんが甲子園凱旋登板。
師匠青柳との投げ合いに、時折笑顔を見せる村上の表情もいい。
村上おめでとう。開幕投手として素晴らしい記録を作ってくれました。

そして今日は何と言っても、テルの40号と100打点を観に来た。
甲子園を本拠とする4番が左で40本。あと少しで届きそうってことだけでもすごいことだけど、とにかくあと1本。どうにか打ってほしい。
今日だけは打順は3番。今日球場に詰めかけたファンのテルへの応援がすごい。

3回裏。二死1,2塁からかっ飛ばしたのは右京さん。右京さんかーい!(笑)
いやいや、いいぞ。
オレもいるぞ、と最終戦で見せてくれた今季1号。ありがとう!

100打点は、初回の犠牲フライで決めてくれていたテルだったが、5回裏、中野の2ベースのあとに回ってきた打席。初球だった。
遠く離れたバッターボックスから飛んできた白いボールは、照明を浴びて夜空をバックに光ってた。
こっちの方に、いや、あっち行け!目の前のライトポールの向こう側でもう一段大きくなったかと錯覚して見えたのは、佐藤輝明40号のホームラン!!
あかん!!嬉しい!!!あかんことないけど!!
スタンドはお祭り騒ぎ。一緒にこの光景を目の当たりにした周りの人たちとハイタッチの嵐。みんな笑顔がピカピカでとんでもなくいい顔してる。
ありがとうテル!みんな幸せだ!

スコアが6-1となったところで、舞台は整ったと言えよう。
今日は、原口の引退試合。

その場面は7回裏に訪れた。
3連続四球で出塁し出塁率でトップに立った大山に代わって、代打・原口。
ネクストに背番号94が見えたとき、今までそうだったように頼もしかった。
2アウトだったが高津監督は、清水を出してくれた。
この交代もあって余計に原口の勇姿を長く見ることができた。
清水は全球ストレート。
初球から振っていく原口。

3球とも振ってセンターフライに終わったが、これが最後とは限らない。
だからまだ涙は堪えられた。

なのに、藤川監督にやられた。
9回投げるの誰だろうって待っていたら、岩貞。
代打のあと、ファーストの守備に就いていた原口がキャッチャーマスクをかぶって出てきた。
これには参った。
2人の関係をよく知る藤川監督だからこそ実現した同学年バッテリーだ。
キャッチャーボックスに座る原口。
私よりずっと岩貞の方が感極まるよね。
フォアボール。
う、お、おう…?(笑)
原口は急遽肩を作ってくれた岩貞を思いやったが、私も岩貞でよかったと思う。バチバチに綺麗に決まるより、なんか、こっちの方が好きだ(笑)

原口のセレモニー。
いつもそうだったように、自分の言葉で、感謝の言葉で埋め尽くされた、原口らしい心のこもった立派なスピーチだった。
だめだ、今これ書いてても涙が溢れて止まらない。

ユニフォーム姿で臨んだ引退会見。
この先へと続く道は、原口と一緒だ。最後まで。

バモス!

[今日のヘルナンデス]

ベンチ前でのお出迎えも、ハイタッチの列にもいてくれてありがとう!
ここから、背番号94と95で大暴れだ。

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風船飛んだ甲子園

〈9/28 阪神 3-4 中日(甲子園)〉

勝:齋藤
S:松山
敗:岩崎

昨日の試合後、「心の揺れ」という表現で感情面の不安定さがみえる森下を注視していることを口にした藤川監督だったが、今日はその森下が猛打賞。
走塁面でも集中力の高いところを見せて得点している。
相変わらず面白いなぁ森下(笑)

今日は、ジェット風船の演出の実証実験の日。
元々は4月13日に実施予定だったもので、雨天中止になり今日になった。
行きたかったー!4月、球場まで行ったのにどしゃ降りだったんじゃ!
黄色の風船で染まったラッキー7。
色々考慮してあまり高く舞うことのない仕様になっているようだけど、飛ぶ前に風船が揺れている光景にグッとくる。長い時間見てなかったんだな。
来年からはまたこの光景が日常になる。

この風船をバックに投げたのが及川。
テンポよく投げて三者連続三振。
NPB新記録となる18試合連続ホールドを達成。

テルの40号は10月2日の最終戦へ。
ゾクゾクする!

試合には敗れてしまったが、だからどうした。
全ては次のステージのための伏線なのだ。

坂本!石井の大ピンチを助けてくれてありがとう!

[今日のヘルナンデス]

6回、代打で登場して勝ち越しのタイムリー!

初の甲子園のお立ち台ではにかむヘルナンデスを想像して悶えていたのだが、見ることなく試合は終わった。
次や次!

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