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チーム

〈4/17 ヤクルト 5-7 阪神(神宮)〉

勝:及川
敗:バウマン

このバウマンって、大谷に50-50達成のホームランを献上したピッチャーだったか!(選手名鑑見てる)

4時間7分。野球の楽しさも、怖さも、ギュッと詰まったゲームだった。

延長11回。
途中出場の坂本の四球が効いた。
ケリをつけたのは、既に3安打で打点もあげていた近本の決勝2ラン。

勝てたことが、全部いい。丸々いい。
9回タイムリーエラーの木浪を救ったのが仲の良さで知られる近本ってのがまたいい。

誰かがミスをしても誰かがカバーをする。
次はその逆も。

プロなんだからミスするなって言いたくなる気持ちはわからないでもない。
でもプロでやっちゃいけないのは手を抜いてプレーすることであって、全力でやってて出てしまったミスなら、またやり返してくれればいいし、今日みたいに誰かがカバーしてもいい。
それよりチームがまたひとつになっていく過程を見てると感じるからゾクゾクするのだ。

テルの3ランや、森下の4安打なんていう派手な活躍もあれば、悔しい思いをしている選手もいる。
毎日全員が揃ってうまくいかなくたって、それでもいいのだ。
タイガースにそんなこと最初から期待はしていない。(おい)

日程の関係で中継ぎ登板をした門別の2イニングが圧巻。
さらに、延長に入っての及川がまたド安定のピッチング。
この二人、確実に自分たちの場所を作ってきてる。

岩貞もだ。
打者一人の場面だったが、やっと一軍のマウンドに帰ってきた。
2点ビハインドではあったものの、走者二人を置いての場面。
藤川監督の優しさと鬼の顔の両面が見える継投だった(笑)
いや、岩貞に失礼だな。これぐらいやってくれる投手だ。

岩貞には一時勝利投手の権利も。勝ちは消えてしまったけど、確かな手応えがあったことがうかがえるベンチでの表情は、自身の白星はどうだって良さそうだった。
ナイスピッチング!

嬉しい夜だ。

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松山の坊ちゃんたち大暴れ!

〈4/15 ヤクルト 1-5 阪神(松山)〉

勝:才木
S:岩崎
敗:奥川

先週10日木曜日、降雨ノーゲーム。
13日の日曜日も雨天中止。
明日は移動日のため休み。

開幕して対戦一回りしたところだというのに日程が変則的になったせいで、早速ローテの再編成などを強いられる。監督って大変やな…。よーやるわ…。

その藤川監督。
打線の組み換えも厭わずやる。
中止になった13日には、3番森下、4番佐藤輝というオーダーを組んでいた。
今日のオーダーもその並びだった。

理由を聞かれたが、藤川監督は言わない。黙っているわけではない。答えを言わないのだ。

現役時代からしっかり自分の意見を時間をかけて伝える人で(えらい。おしゃべりとは言ってない。)、監督になってからの藤川語録を聞いたり読んだりしてきたが、結局のところ、選手起用、作戦面に関してのことを読み解くことができない。

でも私はめちゃめちゃこれでいいと思っているし安心している。
手の内明かされても困る。

今はまだシーズン始まったばかりだけれど長いシーズンを戦う中で、4番森下でスタートした意味、今日打順を変えたことが、「なるほど!」って繋がってくるのかなぁ、って楽しみに思っている今日この頃なのだ。

で、藤川監督は今日も
「坊っちゃんスタジアムでね、ウチの坊っちゃんたちが頑張ってくれました」
なんて他愛のないことをわざわざ言い(笑)、紙面の文字数を埋めさせてくれつつ、真意をはぐらかす。

週の頭である火曜日を任された才木がようやく今季初勝利。
6回裏、西川遥輝に打たれるまでノーヒットピッチングだったが、回もそれほど深くなく、それに何と言っても、なんとも綺麗なセンター返しのヒットだったので、さっさと切り替えられた。私が。(おまえかい)
ノーノーは才木ならそのうちまたやれる。
前回に続いての好投、めちゃめちゃよかった!

そして、バッテリーを組んだ梅野が2打点マルチに、盗塁も記録。
梅野の盗塁久しぶりに見た!元々足のある選手だから、どんどん走ってほしいぞ!今日の盗塁はそう来なくては!と嬉しかった。
才木もゲームも引っ張って、梅野にとっても大きな一勝になったのでは。

森下、佐藤輝、大山のクリーンアップに揃ってタイムリー。
やっぱり、この3人が打ってなんぼのチーム。
投打噛み合うって今日みたいなこときっと言うんだな。(手探り)

神宮でも暴れといでー!

ほんでまた明日休みかーい!

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工藤と坂本バッテリーへ甲子園の大きなエール

〈4/12 阪神 2-3 中日(甲子園)〉

勝:松葉
S:松山
敗:西勇

9回表。藤川監督はマウンドに工藤を送った。
工藤は9日のヤクルト戦で二番手で登板したがアウトを一つしか取れず敗戦投手となっていた。

甲子園での2点差だ。工藤次第でゲームは良くも悪くも、決まる。
ビハインドの展開とはいえ重要な場面での起用に、スタンドからはどよめきが起こった。
中には懐疑的なものもあったかと想像するけれど、そればかりではなかったようにも思う。
やり返せという後押しと、この重要な場面で工藤に任せた藤川監督への感嘆と。

しかしそう単純にうまくはいかなかった。
二者連続四球で無死1,2塁。
前回登板でのストライクが取れない焦りを、まだ引きずっているようだった。

なんとか3人目の板山をダブルプレーに打ち取り二死3塁。これで落ち着くかと思ったが、4人目の駿太への1球目がまた大きく外れた。

キャッチャーは坂本。
工藤へボールを投げ返し一度座りかけたが、思い返したように審判へ断りをいれ、工藤のもとへ駆け寄った。
キャッチャーがマウンドに行くにも限りがある。だが坂本はここだと察したのだ。

坂本は少し笑顔も見せながら少し長めに声をかけて持ち場へ戻った。

「こい。大丈夫。」そんなふうに大きく頷いてみせてから座るとまた一つ頷いた。スタンドからは大きな拍手が沸き起こった。
満員の甲子園が工藤に勇気を送った。
坂本はわざと跳ねるようにして座って大きく構えた。

さぁ行け工藤!2球目投げた!ボールはストライクゾーン!
155キロの直球にバッターの駿太はファウルにするのが精一杯。
坂本はこぶしを作って工藤へ向けた。それだ、と。
続く3球目も拍手の中。同じく155キロのストレートでファウル。
そう。工藤はファウルでカウントを作れるだけの凄いボールを投げられるのだ。1-2。

そして4球目は首を振って変化球。首を振れのサインを入れたかもしれない。
これがわずかに外れカウント2-2。

一球一球、投げるたびに拍手が沸き起こる甲子園。
誰もが、坂本の構えるミットへ工藤が投げ切るのを見守った。

さぁ勝負。
坂本の柔らかな表情、いつもより大きなアクション、工藤は坂本を信じて、自分を信じて、腕を振った。
空振り三振!3アウト!!
坂本ガッツポーズ!!
スタンドからは大きな歓声と拍手。
工藤は両手で頭をおさえ少しうつむいて感極まるのを制止した。
ベンチで坂本からポンと肩を叩かれた工藤は唇を噛みしめた。
目元が潤んだように見えたのは気のせいではないかもしれない。

流れを引き寄せたこの裏は、1点差に詰め寄る攻撃を見せてくれたが、ゲームはここまで。

試合は勝てなかったけれど、ただで負けたとも思わない。
今日の工藤と坂本のバッテリーと、甲子園の万雷の喝采は忘れないと思う。

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やっっっっっっとホーム初勝利!

〈4/11 阪神 6-3 中日(甲子園)〉

勝:村上
S:岩崎
敗:高橋宏


みなさま!明けましておめでとうございます!
ホームゲームの開幕です!(笑)


昨夜の大雨ノーゲームは大変残念でした…ね…
私はこの日、サンテレビの沖縄キャンプツアーに参加されたみなさんや、スタッフさんたちと一緒に観戦させてもらってきました。2月のキャンプツアーにはシーズン中の観戦チケットという特典までついてくるのですよ!(得)


いつもの場所にサンテレビの中継車がある光景に高揚感を覚え


夢への入り口


ここは天国かな。
東の空に見える月がとてもきれいで、ご一緒させてもらった木内亮元アナウンサーの「大山が月に向かって打ってくれたらいいですね」というロマンチックな生実況に酔いしれ…ることなく丸パクリしたろと脳内にメモ。

試合は、初回上林に2ランを浴び不穏な幕開けとなったが、難敵高橋宏斗が立ち上がり不安定。
その裏すぐに森下と右京さんのタイムリーで同点に追いつくと、あとも打線は活発。打線活発て書いたことなさすぎて「かああつ」ってキーボード打ち間違い訂正。
なんせ4回裏終了時点では村上含む先発全員安打まであと一人という状況になるほど、みんなよく打った。
「あと一人」…本来の使い道は、9回表の抑えの状況のはずなんやけどな…
坂本誠志郎だ。
よくわかる。ファンに最後まで気持ちを切らせないようにしたのだ。結果的には打点付きのマルチ安打だからな。さすがだ坂本誠志郎。(いくらなんでも違うと思う)(実際めちゃめちゃ嬉しい)

早めの盤石継投、中でも及川と石井の三者三振には笑ってしまうほど心強かった。


甲子園の夜空に響く六甲おろし、最高だった。
サンテレビありがとう!

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ホーム初勝利スルリ

〈4/9 阪神 3-5 ヤクルト(甲子園)〉

勝:石川
S:石山
敗:工藤

2回裏に、3点を先取。
…と言っても、相手エラーと、犠飛と、セーフティースクイズの3点。
これで勝とうなんてそりゃあんた…。

でもそのセーフティースクイズのビーズリーが一塁へ全力疾走してたの、アウトだったとはいえものすごく好きだな。

この日もテル不在。
打順も守備位置も組み替えがあって、サードには木浪がまわり、ショートには小幡。
この小幡はいい動きしてた!

ピンチに登板した工藤には悔しい結果となったが、工藤に投資できた一敗なのだと思えば安いものだと、今は結構割り切ってる。
この投資はめちゃめちゃ大きくなって返ってくるから。

大山は眠れない夜になるんだろうか。
明日も試合があることが救い。

さぁもういい加減ホームで初勝利頼む。ほんま。

あ、石川、NPB史上初となる24年連続勝利達成おめでとう。45歳って?
カツオなんて呼び捨てあかんな。カツオさんて呼ばなあかんな。
いや待てそうすると平田勝男二軍監督とややこしいな。(日記書く気力散らばって過去一どうでもいい悩み出現)

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レジェンド集結胸アツ甲子園開幕!…だったが

〈4/8 阪神 0-1 ヤクルト(甲子園)〉

勝:高橋
S:石山
敗:才木

阪神電車大阪梅田駅。
「普段」より早めに向かう電車には満員のお客さん。
何をどうしてこんなに早いのか、みんな、好きやなー(笑)

今日は、京セラ開幕に続いてレジェンドたちが集まる球団創設90周年のイベントがあるのだ。

岡田前監督が前回に続いて体調不良で欠席とのアナウンスがあり、大変心配しているのだけど、その他は予定されていたメンバーが慣れ親しんだポジションに就いて、今の選手たちを出迎えてくれた。

捕手 田淵
一塁 藤田
二塁 真弓
三塁 掛布
遊撃 鳥谷
左翼 金本
中堅 赤星
右翼 桧山

赤星なんて現役の頃を彷彿とさせる赤いリストバンドを両腕につけて颯爽とセンターの守備位置まで走ってきて、本当に久しぶりのタテジマのユニ、今でもよく似合ってた。

この日私はレフトスタンドから。
“アニキ”の背中の向こうに鳥谷の姿が見える。
いつ来ても、最初から最後まで、この二人は当たり前にいてくれた。暑い日も寒い日も雨の日も、いつも。
涙出そう。

アニキのところへは、右京さんが何度も頭下げながら走ってきて両手で握手。右京さんが緊張しているのがわかる。憧れのスターだもんな。
帽子をとった右京さんに、アニキは笑顔も見せながら結構長めに声をかけていた。
シンプルにいい光景だった。
「真っ直ぐを打てるように」―
「背番号6」はまだ空いたままだが後継者が右京さんになればいいな。

そんな胸アツシーンを目の当たりにした試合前。
肝心の試合は、才木と高橋のバチバチの投手戦。
打線は3安打。

佐藤輝明が試合前練習に姿を見せず、ベンチ入りこそしていたがスタメンからは外れていた。
体調不良とのことで実際のところこれを書いている今も謎だが、監督や本人のコメントを額面通りに受け取るとして、怪我などではなさそうだからそこは安心。
ただ、チームは3連勝で勢いに乗った中での甲子園開幕。スタメンに佐藤輝明の名前がないというのは残念で、改めてテルの存在の大きさを知る。
8回に代打で名前がコールされたときのあの歓声、すごかったね。どうか、ずっと出続ける選手になってほしい。

才木は8回1失点。本来の才木で、先週からは見違えるようなピッチングだった。
勝ちをつけてあげたかった。

9回には漆原が今季初登板。1点ビハインドの場面だったが、このあとのサヨナラを呼ぶような見事なピッチングだった。
だが呼んでもこなかったサヨナラであった。
(ギャッ)

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門別プロ初勝利で巨人戦3連勝!

〈4/6 巨人 0-1 阪神(東京ドーム)〉

勝:門別
S:岩崎
敗:石川

なおチーム安打数は2。(スンッ)
よーそれで勝てたな。

1番から始まる4回表の攻撃。そう、きれいに3人ずつで終わってましたからね。(チク)

相手先発の石川がその4回に乱調。四球も絡んで満塁。右京さんが押し出しのフォアボールをもぎとって、結果これが決勝点になった。

門別!そんな中ほんとよく投げてくれた!そんな中!(2回言う)
高卒プロ3年目。決して遅くはない初勝利だとは思うのだが、昨年春のキャンプで岡田前監督や受けた坂本や、評論家の方々が絶賛する声が聞こえていたから一年遅れという印象。
この日もコントロールよく丁寧なピッチングで試合を作った。
0-1のスコアのまま6回裏、二死1,3塁となったところで、藤川監督がマウンドへ行った。藤川監督が投手交代に特に気を配っているのがよくわかる行動だ。

火消しのためマウンドへやってきたのは工藤。
開幕直前に支配下登録を勝ち取った育成1位のルーキー。
勝ちの継投、それも門別にプロ初勝利のかかった場面での登板だ。
送り出した藤川監督にも驚いたが、もっと驚いたのは工藤のピッチングだった。
さすがに力みも見られたが、ストレートで押していくと5球目しっかり腕振ってフォークでバッターの甲斐から空振り三振!
工藤もベンチのみんなもスタンドもテレビの前もみんな、吠えた!
サインを出した梅野も、投げ切った工藤も、ものすごい度胸だった。

そして、7回は三連投となった石井、8回桐敷、9回は岩崎と、タイガースの強みといえるリリーフ陣が「1点」を最後まで守り抜いた。
藤川監督は彼らブルペンのことを「チームの心臓」と讃えたが、まさに強心臓だ。

2回裏には木浪の好守も。守り勝ってカード3連勝。

さぁようやく甲子園開幕!才木のリベンジを見せてもらおう!

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テル左へ8500号!

〈4/5 巨人 3-4 阪神(東京ドーム)〉

勝:富田
S:岩崎
敗:赤星

球団通算8500号となるホームランが初回、佐藤輝明のバットから飛び出した。
チームを勢いづける先制の一発に東京ドームのレフトスタンドが活気づいた。

京セラドームでの8499号も逆方向へ飛ばしていたが、今日放った2本ともがレフトへのホームラン。
甲子園の浜風に泣かされ、苛立ちを覚え、調子を崩されることの多かったテルがたどり着いたのが左中間方向への打撃だ。
秋のキャンプから意識して取り組みシーズンに入ったが、だからといって誰にでもできることじゃない。打てるだけのパワーを備えた選手だからこそ出来るチャレンジで、そしてそのチャレンジがこうして結果になっているのが何より嬉しい。
テルなら引っ張らなくてもホームランにできる、なんてことはプロ入り後たくさん言われてきただろうけど、変化にはそれだけの覚悟がいるしリスクもある。
ただ、今まで天敵だった浜風がレフト方向なら大きな味方になってくれる。
昨年、8月1日の甲子園球場100歳のメモリアルデーにもテルはホームランを打った。
9000号が楽しみ。

そして、近本が勝ち越し2ラン!
3回表、直前の富田のバント失敗を助けたこのホームランが「8501号」になった。
この2ランはもちろん大きかったが、2回裏の三走甲斐をホームでアウトにしたプレーは、何度も見たいビッグプレー。
浅い位置だったとはいえ、ホームで待つ坂本へ一直線。肩が強くなくても正確な送球ができれば捕殺できる。お手本みたいなプレーだった。
今日、ヒーローになったのは2本のホームランの佐藤輝明だったが、富田を勝利投手にしたのは近本だったと声を大ににして言いたい!

富田!先発初勝利おめでとう!
5回68球。まだまだ勝たせてもらったという印象だけど、敵地東京ドームでの巨人戦という大舞台になのに全く心配いらなかった。次はいつになるかな!

そして圧巻だと感じたのは9回裏の岩崎。
岡本に2ランを浴びるが、「3点差」の中でのピッチングができればいいと言わんばかりの風情がたまらん。

さぁ!門別!メジャー相手に圧巻のピッチング見せたのもこの東京ドームだ!いこか!

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「伝統の一戦」に藤川監督決意の先勝

〈4/4 巨人 2-7 阪神(東京ドーム)〉

勝:村上
敗:戸郷

戸郷ってこの日誕生日やったか。すまんなw

初回。
1番近本がセンター前で出塁すると、中野は戸郷のフォークをうまく救ってランエンドヒットを成功させる。
3番佐藤はサードファウルフライに倒れたが、4番森下の打席で中野盗塁成功。森下の犠牲フライでタイガースは1点を先制。
この森下の打撃は、本人が特に今季心がけているセンターへの打球だった。

1回裏、先発村上が1点を失い同点になったが、3回表。先頭中野が初球を打って出塁。その中野はまたも盗塁成功。
二死2塁から5番大山が勝ち越しのタイムリーヒット。佐藤森下が倒れても自身でしっかりカバーしたいと、こちらも大山自身が口にしていた通りの打撃内容だった。
中野の盗塁とホームへのスライディングが抜群に速くてうまくてかっこよかった。

序盤のこの攻撃は、これまでの藤川監督のスタイルからするとまるで違う野球。バント多用から足を使った攻撃に。
戸郷攻略のための裏付けもあったのだろう。
まだまだこれが「藤川阪神」の形と決まったわけでもないけれど、ベンチと一体となって試合に勢いづけたこの攻撃は鮮烈だったし、何より連敗中のチームとファンを元気づけるのには十分だった。

大山タイムリーのあとの右京さんもヒットで続き、木浪は四球。そりゃ2アウトで次坂本だからな……って、坂本打ったぁぁあああ!タイムリーだあああ!ごめんなああ!木浪の四球当然みたいに言って!今でもその気持ち変わらないけど!嬉しいよう!!(こじれたファン心理)
坂本はこの前の打席もヒット打ってて、不安定な戸郷と甲斐のバッテリーの配球、完全に読んでたんだろうな!

これに危険を察知したのがいかにも元捕手らしい阿部監督。
戸郷をスパッと諦め4回のマウンドには横川を送る。
この横川に代わった途端にからっきしダメでな!
先の坂本のタイムリー(強調)を最後に、両チームとも淡々とした攻撃で回を進めていった。

試合が動いたのは7回、ピッチャーが横川から堀田に代わってから。
上位~中軸で満塁の好機を作ると、打席にはあの「満塁男」。
次坂本なんで…が通用しない!(笑)
木浪は二死満塁の0-1から狙いすましたかのようなスイングでレフト線へボールを飛ばした。
満塁男の走者一掃タイムリー2ベース!木浪怖い!!(笑)

8回表には佐藤輝明のタイムリーも出て、村上から伊原への智弁学園継投となった。
ああ!そうやった!村上が抜群に良くてな!テンポも抜群で大量リードに今日は7回88球で交代。

そして1-7の6点差で9回裏へ。
ビックリした。藤川監督が石井をマウンドへ送ったのだ。
何も石井を使わずとも岡留だっているのに不思議だった。

しかしシーズン最初の巨人戦のアタマ。勝っておかなくてはならないということなのだろう。それも絶対的な強さで。
石井を9回に送った理由を問われた藤川監督は
「今日で終わりじゃなくて、今日で始まりなので、どういったチームかというのを示さなければいけない」と。

まだ「球児」が覚醒する前の2003年にさかのぼる。
星野監督の2年目だった。
東京ドームでシーズン最初の巨人戦。
今日と同じ1-7の6点差で9回裏の守備。
差は4点に縮まったが勝っている「あと1球」のところで登板したのが球児だった。
球児はタイムリーと3ランを浴び、チームは延長12回引き分けという結果に終わった。
試合後に星野監督が選手たちに対して「俺のミスだ」と頭を下げたという、伝説的な試合だ。

球児には、生涯忘れることのできない試合だろう。準備不足の球児を登板させた明らかな継投ミスとはいえ、あの星野監督に頭を下げさせたのだ。
だがこの試合以降、チームは18年ぶりの優勝へと歩みを進めた。

球団創設90周年。先人たちに想いを馳せ決意を示した藤川監督の采配だったのではないかと思うよ。
伝統の一戦、おもしろかった。

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勝利遠く

〈4/3 阪神 2-5 DeNA(京セラドーム)〉

勝:坂本
S:山崎
敗:ゲラ

うまくいかないときって、本当にうまくいかないもんだ。
あんなミスジャッジ、今出るかしかし。

2点差を追いつき流れを引き寄せたい直後の9回表一死1塁、佐野の打席での「ファウル」判定。
あの一球は本当に大きかった。

マスクをかぶった榮枝は、
「捕っていたら問答無用で三振だった」と自身の課題としてコメントしたのだが、まずその前に普通に空振りなので!と榮枝が言わない代わりに言っておきたい。

これまで榮枝はなかなか出場機会に恵まれなかったのだけど、来日初先発のデュプランティエと試合を作った。
キャッチャーは特に経験がモノを言うポジション。
開幕2カード目でのスタメン出場は榮枝の大きな財産となったはずだし、起用した藤川監督の視野は思った以上に広いと思う。

そう!デュプランティエな!途中からかけたメガネもいいぞ!
援護がなくて申し訳ない。
だがこれがデフォルトの仕様だ!(みんな知ってる)

そして昨日も良くて、ずっといい及川!
本当はもっと目立っていい活躍ぶりなのだ。チーム状況が悪いだけだ。もうちょっとの我慢だから!(多分)

テルの逆方向へのホームラン!
あれで入るんだからやっぱりすごい選手だし、何よりも球場の空気を一変させる。
守備でもいいプレーがあり、これはもう勝ったも同然では!
(負けてる)

また明日な!(東京…ドーム…かぁ…)

[このヘルナンデス]

一旦解散!

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