祝画業50年

僕が初めて「ドカベン」に出会ったのは小学3年生の頃。
兄が持っていた少年チャンピオンコミックスを読んだのが最初です。

小学4年生になると、クラブ活動が始まりました。
ホントはソフトボール部に入りたかったのですが、人数制限があり抽選で外れた僕は、1年間漫画部にいました。

周りのみんなが「キン肉マン」「キャプテン翼」を描く中、もちろん僕が真っ先に選んだのは「山田太郎」でした。

世代は完全に「少年ジャンプ」世代です。
でも、当時連載されていた「大甲子園」見たさに、何かのイベントの帰りに国鉄(当時)の大阪城公園駅で兄に「少年チャンピオン」を買ってもらったのは今でも覚えています。
丁度、「明訓―青田」の真っ最中でした。

今文庫本が発売されていますが、昔の少年チャンピオンコミックスには表紙の一部にキャラクター紹介が載っていたんですよ。
"江川学院の中はこうして誕生した"とか細かく。
あれを見るのが、好きだったなあ。
古本探しに行こかなあ。

好きな試合はいっぱいありすぎて、一つに絞る事なんてとてもできません。
夏で言えば1年の県大会初戦の白新戦。山田のグリップに当たった打球が満塁本塁打になるシーン。
2年は県大会決勝の横浜学院戦。9回裏、山田の同点タイムリー。相手捕手・谷津との
読み合いは凄すぎます。
甲子園でのBT学園戦。隼達が何とか得意のナイターに持っていこうとするアイデアもホンマおもろいです。
唯一負けた弁慶戦は言わずもがなの名勝負。サヨナラ負けのシーンに名脇役・石毛の送球が絡んでいるところにドラマを感じます。
3年はまさに「大甲子園」。
全部好きですが、敢えて言うならば、「明訓―青田」を準決勝に持ってきたところに青春を感じさせます。
お客さんの台詞"どっちかが(決勝までに)消える~"がすべてを物語っています。

作品中の新聞も魅力です。
"抜群 山田太郎 今すぐプロでも通用!!"とか"岩鬼 5ランだ"とか見出しがオモロイ。

つまり、僕は作者・水島新司さんにほぼ25年魅了され続けてきました。
水島さんの作品で野球が好きになり、いろんなルールを覚えました。

水島さんは、今年、画業50年を迎えられました。

そこで一言。

「これからも、熱きドラマをたくさん描いてください!!」

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