豊岡市の豊岡稽古堂で12日から始まった企画展では、100年前に発生した北但大震災の被害を記録した地図や復興の過程で建設された豊岡復興建築群の写真など約20点が展示されています。
1925年5月23日午前11時10分ごろ、兵庫県北部を震源とするマグニチュード6・8の地震が発生し、420人が亡くなりました。
特に円山川流域の被害が大きく、中でも豊岡や城崎では、大規模な火災によって甚大な被害が出ました。
豊岡の市街地では、震災後、道路が拡張され火災に強い鉄筋コンクリート造りの建設が進むなど、会場では、復興までの歩みを振り返ることができます。
企画展を主催する「マチノイト」ハミルトン・塁代表理事
「今回は被害を知るというよりかは震災前から豊岡はどういう街で震災を経て、この100年の間にどう変わってきたかというストーリーを語る展示」
「次の10年 20年 100年をどう過ごしていくか、この街をどうしていくか考えるきっかけになればいいと思う」
企画展は5月25日まで豊岡稽古堂1階ギャラリーで開かれています。


