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植田海の盗塁

〈9/23 阪神 0-1 巨人(甲子園)〉

勝:ケラー
S:大勢
敗:高橋

この2連戦の1点ゲームは、ファンの応援も含めて今季一番熱い戦いだったと思う。
首位攻防の巨人戦は、1勝1敗という結果に。

今日の敗戦は確かに痛かった。優勝の二文字少しかすんで見える。

でもその一方で、もうひとつの考えも実はある。
これ、1戦目と2戦目の結果が逆だったら、と。
1戦目に負けショックを受けた次の日の2戦目に勝利したら?
希望が繋がったと思ったはずなのだ。
まだまだ捨てたもんじゃないと。

代走の植田海9回2アウトという重圧の中、盗塁を決めた。失敗したらゲームはそこで終わる。
ものすごい速かった。スタートもスライディングも迷いなき素晴らしい盗塁だった。

野球は9回2アウトから。
植田海が教えてくれた。
何があるかわからない。

[今日のノイジー]

なぁ!ノイジーもすごい打って戻ってくる未来あってもええねんで!

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猛追の首位攻防戦!

〈9/22 阪神 1-0 巨人(甲子園)〉

勝:才木
S:岩崎
敗:菅野

朝から大雨の予報で、そして予報通りの大雨。
夕方にはやむって言われてもグラウンド状態にもよるし、試合ができるのか心配してた。
とにかく才木で今日試合をやってほしかった。昨日の勝利の元気を止めたくないというのもあった。
だからグラウンドでアップする選手たちをスタンドから見たときは、本当にもう阪神園芸さんありがとうございますと。
定刻に試合が開始され、この時点で感極まってしまう。

首位攻防戦。
甲子園の熱気はすごかった。
オーダー発表にもいつも以上に沸き起こる大歓声。
朝から緊張と興奮で一人オロオロしていたのだけど、4万人の味方がいるってめちゃくちゃ心強かった。
初回から割れんばかりの声援、とくに才木へは何度も「頑張れ才木」コール鼓舞した。
少しでも選手を後押しして、力になりたい。みんな必死だった。

ゲームは才木と菅野のマッチアップ。
菅野すごかったな。タイガースが得点した3回には、自身に不利と思える判定がありながらも最少失点にとどめ、結局最後まで一人で投げた。
7回、打席に向かったときにはタイガースファンからもどよめきが。その打席でヒット打ってるんだもんな。えげつないやつだ。

一方才木ももちろんすごかった。贔屓してもっとすごかったと言っておこう(笑)
ピンチだらけだったけど、そのたびに辛抱強いピッチングで「0」を刻んでくれた。
しかし6回無死満塁のピンチは絶体絶命感すごかった。祈るしかできないのももどかしかった。
なのに当の才木はあの場面を振り返って「やべーなと思いました」。軽い。
でもそれぐらいの肝っ玉が嬉しい。力で押し込んだ直球に涙目。最後に笑えて本当によかった。

中野は、あの場面しかないという場面でよく打った!
フォアボールでもなんでもいいからとにかく塁に出て森下に回してくれれば…!
…って思ってごめん!(笑)
すばらしいヒットだったよ!

結局菅野からは1点しか取れなかったけど、初回のランダウンプレーも、森下のフライキャッチからの素早い一塁転送も(アウトにできなくても)、みんな集中して素晴らしい守りを見せてくれた。

ゲラ、岩崎!今日もありがとう!

さぁ遥人だ!続いて行け!

[今日のノイジー]

首位巨人に1.0差。

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ショックに打ち勝ち希望を繋いだ

〈9/21 DeNA 5-6 阪神(横浜)〉

勝:岩崎
S:岡留
敗:ウェンデルケン

先発青柳5回裏連打され四球も絡み失点。勝利投手の権利まであとアウト一つではあったが、ランナー二人を残して降板。
代わった島本だったが代打宮崎に3ランを浴び逆転を許す。0-4のスコアでもこうも簡単にひっくり返されるのかと落胆。

この直前の5回表一死1,3塁のチャンスの場面に佐藤輝が併殺に倒れ得点できていなかった。そのせいだとは言わないが、野球はつくづく流れというものに左右されるゲームだと痛感した。

追う展開になったタイガースは、チャンスあっても決められず、または淡泊な攻撃に終わりイニングを消化していった。

8回表、大山から始まる攻撃では無死満塁という絶好のチャンスを得るが、この回も牧の悪送球で同点に追いつくのがやっと。
勝ち越せなかったショックは小さくなかった。ビジターで戦うタイガースを待ち構えるのはサヨナラ負けの大きなショックだ。

誰が打たれてもショックだが、桐敷、石井、ゲラ、岩崎を使って負けるのがとてつもなく苦痛だった。
まだ負けてないというのにテレビを見る目はほとんど開いてなかったように思う。

リードされた展開、6回裏登場したのは桐敷。
この横浜にくる前日岡田監督は桐敷には「目一杯投げさす」と明言していた。
連投には配慮するだろうけれど、一年間を全うしろという親心でもあり辞令のようなものだ。桐敷の野球人生にきっと大きな意味を持つ年になる。

石井もゲラも、そして岩崎も、みんなビハインドの場面で投げた。勝ちパターンの投手陣だ。
そして、使い切った。

延長10回。
ちょっと泣きそうだ。佐藤輝明がホームランを打った。
目の覚めるような、打った瞬間それとわかる特大の放物線がライトスタンドに伸びてった。
テルは打ったバットを高々と掲げゆっくりと歩き出した。
遅いよ!(笑)
でも嬉しかった。
ベンチではあの大山が喜びを爆発させている。

さぁでもここからなのだ。
この裏、一体誰が投げるのが最適解なのか。
岡留だった。
18日の試合で好リリーフ。あの日の自信に満ちた笑顔は今日に繋がっていた。
3番から始まる怖いベイスターズ打線三者凡退に仕留め試合を締めた。
プロ初セーブだ。
岩崎が自分のことのように喜んでる。

岩崎は、この試合で500試合登板を達成。すごいことだよ。岩崎が投げる試合は重みが違う。
照れ隠しなのか「あと半分頑張ります」っていういらん冗談つきのコメントも岩崎らしくていい(笑)

おっと、井上広大3ラン!あのときは元気出た!(笑)

さぁ甲子園!いよいよ…
才木頼んだ!

[今日のノイジー]

こっちもがんばっとんねん!今日もタイムリー!

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海の向こうでは、大谷翔平が3本塁打含む6打数6安打10打点2盗塁という大技を披露。50-50で沸く球場の歓声が冷めないうちに「51-51」をやってしまう。
大記録の前には必ずと言っていいほど勝負を避けられたりするもので、だからこそ記録達成というのは難しいはずなのだけど、大谷ほどの異次元まで突き抜けてしまうと、相手は避けることもできなくなってしまうのかと、また新しい世界を見せられてしまった。

榎田思い出した。

〈9/20 DeNA 9-6 阪神(横浜)〉

勝:伊勢
敗:西勇

あのですね、「鬼ごっこ」ってあるじゃないですか。
「鬼」がほかの子を追いかけて、でん したらその子と鬼交代。
説明いらんな。

子どもの頃私、この鬼ごっこがたまらなく怖くてですね。追いかけられるのが恐怖で。
必死に逃げまくるんですけど、息するのもしんどくてですね。
でまぁ、でん されるじゃないですか。
するとものすごい気持ちが楽になってね、あんなに逃げて怖かったはずの鬼なのに、追いかける方が楽しかったりして。

何が言いたいってそらもうそういうことやんか。
今タイガースは鬼だ(笑)

楽しんでどこまでも、追いかけてやろう。

[今日のノイジー]

由宇では秋山が史上初のファーム通算1000投球回を達成。
ノイジーはタイムリー2ベース。

ようやった!

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坂本誠志郎についていく。

〈9/18 中日 3-8 阪神(バンテリンドーム)〉

勝:村上
敗:高橋宏

違う、今日は岡留の予定だったんですよ。何が違うねんって、そうやんな、そうそう、そうです。(記憶たどりながら)
書きたい今日のイチバンの話なんですけど!
二番手で投げた岡留と、岡留に託した岡田監督と、二人の度胸がすごいなってホレボレしてて!
6回を任せるのは石井だと思ってたのに、岡留、島本ときて、あれれ?って思ったりしてて、それでも二人の働きがまるで岡田監督には見えていたかのように、二人で1イニングの役割全うして!右と左だけで単純にできる継投かこれ!
リードはわずか1点という緊迫した場面で岡留が任されてね、それでしっかり投げて、イニング途中、左バッターのところで交代を告げられたマウンドでのあの溢れ出る笑み!集まったみんなからよくやったって言ってもらって自分でもいい仕事できたってものすごい達成感あったんやろな、嬉しくてベンチへは走って帰っちゃってさ!もうあれはスキップやな!

マスクをかぶった坂本からもよくやったって、肩揉みバンバンいっぱいしてもらって…ああぁあああ!出てもた!(白々しい)
そうなんです!坂本なんです!!
今日は坂本です!
こんな日、次いつくるかわからんのじゃ!あっ離せ!書かせろ!

9年目にしてプロ初の4安打!その4安打目ダメ押し2点タイムリーヒット!
うわわわわ!
まずもって猛打賞すら珍しいというのに5の4とはどういうことだ!?
それも、あの!高橋宏斗から2安打なんだぜ!?(ぜ!?)

あかん!もう怖いもんないかも!
さぞかしこの固め打ちで打率もバーンと上がったやろ!
.230。(トンッ)

ほ、本業の守備だ!
毎試合のように初球の入りで岡田監督には怒られ、またこれが新聞で言われるものだから逆に配球が難しくなるというハイレベルな訓練をしてもらっていたが、今日は文句なかろう!どや!
(ここで不安になり一問一答を読みにいく気の弱さ)
(大丈夫、なんも言うてへん)
(いやなんか言うてよ)

3回まで快投の村上が4回に急変して失点してしまっても、リードを持ったままピンチを切り抜けたのは村上もえらいが坂本もえらい!その村上を含めて6人をしっかりリードしたのも、本当によくやったのだ。

そしてヒーローインタビューが坂本だった!
甲子園なら3人目ぐらいで呼ばれたかもなぁって思ってたところに、まさかの!!うわおわおわわ!ゲホッゲホッ(落ち着けて)

「勝つために、自分のために、チームのために1本でも多く…」
ここはビックリした。自分のことはどうでもいいと言い続けてきた坂本が、自分のために、を口にしたのは初めてかもしれない。
まるで何かの伏線みたいだ。

そしてこれ。

「優勝…するんで、、みんなついてきてください!」

う…(泣)

優勝「…」のタメがエモすぎるんじゃ…
「不器用ですから」と同じ種類のやつなんじゃ…

答え持ってなかったヒーインの「4安打の秘訣」は宿題やな。

わ!録画見直してたらえらい時間だ!

代打・小野寺の粘りの13球、よかったな!

明日休んだらまたみんな元気で野球やろうな!

[今日のノイジー]

首位巨人と1.5差。

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右京さん4打点分の大活躍!

〈9/16 阪神 3-0 ヤクルト(甲子園)〉

勝:大竹
S:岩崎
敗:小川

この日の試合前 阪神タイガースは、今季限りで現役を引退するヤクルト・青木宣親のセレモニーを行った。
早稲田大学先輩にあたる岡田監督から花束贈呈、そして写真撮影の際には肩を組む驚きの光景。
青木は「え!いいんすか!?」を繰り返し恐縮しながらも最終的には二人でとても素敵な笑顔をカメラに向けた。

試合後には、ヤクルトファンだけでなくタイガースファンからも「青木コール」が降り注いで甲子園がひとつになった。

青木といえば、同級生の鳥谷が何かと比較され、ただのファンの私でさえも面白くない気持ちがあったのだけど、妙に意識するあまりちょっとファンになってしまうというおかしな事態になって現在に至るということを白状しよう。
タイガース戦で打たれていいなどとは一度も思わなかったけれど、めちゃめちゃやっかいで、でもそれだけいい選手だという裏返しでもあった。
メジャー行く前の背番号23の頃の応援歌は普通にかっこよくて歌ってたこともあったし、神宮行ったトラ友に青木のグッズをお土産にもらって喜んだりしてたこともあった。

だから鳥谷の分までずっと長く頑張って続けてほしかったんだけどな。なんで辞めんだよ。
いつか監督やるのかな。また敵だ。

さ、試合だ試合!

今日はもう初回の右京さんのファインプレーに尽きる!
二死満塁のピンチ、今日も強い浜風がレフト方向への打球を後押しする中、増田の走者一掃かという打球を、フェンスにぶつかりながらの捕球!
ぶつかった反動でグラブからボールが飛び出そうでも、その手に力を込めた。グラブからはボールがはみ出てる!もう本当にギリギリのプレー!

試合後、筒井コーチ「ナイスプレー」右京さんを讃えた。
二日前同じような打球を捕れなくてこの二日間ずっと練習してきたと教えてくれた。打撃が目立つけれど守備も上達してるんだよと、自分のことのように嬉しそう。

いつもなら後半に守備固めを出されるはずが、岡田監督は「今日は前川のゲームかなと思った」と、最後まで右京さんを守らせた。
それは的中。
投手戦になってどちらにも点が入らない6回裏無死満塁できっちり犠牲フライを放ち試合を動かしたのだ。
あ、ピッチャーの大竹も含めて先発は全員安打の中、右京さんだけがノーヒットだったっていうのは言わざるべきか?(笑)

捉えきれなかった小川から単打でコツコツ繋いだクリーンアップも頼もしい(笑)
小川はこの回持たず。
そして相手バッテリーのミスもあって追加点。
さらには7回裏森下のタイムリーが出て、3-0。

本当にあの初回、3点取られていたら負けていたかもしれないと思うから、右京さん本当にありがとう。

今日の勝利で二桁勝利に到達した大竹が、試合後の取材で涙を見せたそう。
うまくいかない状況にも支えてくれる人への感謝とか、不安な日々を振り返ってのこととか、心無い言葉にも色々とあったんだろうけど、私は右京さんのプレーも頭にあったんじゃないかなって思う。
何かプレゼント考えるって、本当に律儀というか(笑)

中野イレギュラーへの超反応のプレー。
いいゲームしてて、私も泣けてくる(笑)

今は、明日ゆっくり休みましょうって右京さんの言葉に従いたい。
仕事じゃい!

[今日のノイジー]

ノイジーは今日休みやったか!

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テルと右京の連続ホームラン!

〈9/15 阪神 2-1 ヤクルト(甲子園)〉

勝:ビーズリー
S:ゲラ
敗:高梨

先頭の西川がヒットで出塁。そのあと3塁まで進められワイルドピッチで1点を失う。
ビーズリーはこのあともフォアボールを出して、長い1回表、終わらないんじゃないかとさえ感じた。

なのに、…なのにっていう言い方はおかしいか。
2回から三振を量産。
4回なんて、村上・オスナ・長岡という打順三者三振を奪う変貌ぶり。

ゲームを通じても失点は結局あのワイルドピッチの1点のみ。
よくぞビーズリー立ち直ってくれた…というより、なんであんなに立ち上がり悪かったんやという疑問符の方がやっぱり大きい。
あの初回はなんやったんや!(笑)

登板間隔はバラバラで、調整は簡単じゃないだろうと思ったりしてたけど、それはそれでビーズリーのペースなのかもしれない。
登板数が12なのに8勝2敗と、ビーズリーの貢献度は決して小さくない。

試合後に家族と笑顔作って写真に納まる様子が微笑ましくて超いい。
打席でも本気で粘るナイスガイ。
ありがとうなビーズリー!

そんなビーズリーに、サトテル右京さん連続弾丸ホームラン!
結局この2本だけだとはこのとき思ってもなかったけど(笑)、序盤にすぐ逆転してくれたのは精神安定上とてもよかった。

3回近本の二盗アウトの判定に対する阪神側のリクエストと、7回大山のホーム突入に対するヤクルト側のリクエストは、どちらも阪神にはいい判定とはならなかったことは流れを渡してしまう危険な展開でもあったから、よく投手陣がみんな踏ん張ってくれたと思う。
こういうので引きずったらあかんのやろな。私は引きずっている。勝ったから黙ってるだけで。

8回桐敷がちょっと大変で、
9回ゲラはめっちゃ大変だったけど、最後までこの1点差を守って逃げ切った。
ゲラ渾身の160キロ。
おつかれさんやったで。。。

熱い試合にヒリヒリする毎日だが、とにかくもう目の前の試合に勝つだけだというシンプルな今の構図は今のタイガースに合っているかもしれない。
ちょっとでも他力に頼りたい私は、あっちこっちの球場のスコア見て感情の無駄遣いしてるのだけど。

さぁ次いこう。
続け大竹!

[今日のノイジー]

打点1!(ゴロの間)

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「アレ」の日に!

〈9/14 阪神 4x-3 広島(甲子園)〉

勝:ゲラ
敗:黒原

同点の9回表、ゲラのストレートが唸りを上げていた。
二死2塁、秋山を打席に迎えサインを確認したところでボークの判定。
場面は二死3塁に。ますます厳しい一打勝ち越しの厳しい場面だったが、最後は球速160キロのストレート、秋山はバットを当てるのが精一杯。力ない打球はショート木浪からファースト大山へと転送され、ピンチを脱した。
白星は来日初のゲラに降りてきた。
中野を中心にできた歓喜の輪の中で、いつもは寡黙なゲラの弾けるような笑顔が見えた。

カレンダーこそ9月も半ばだが、続く猛暑のデーゲーム。
さすがの才木も以前のようにうまくはいかないピッチング。1年間ローテを守り続ける難しさを痛感しているのかもしれない。
6回3失点でマウンドを降りたが、勝ち越されることなくあの6回を投げ切ってくれたのはさすがだった。
この裏、才木に回る打順代打を出し交代となった。

3点を追う7回のマウンドに上がったのは富田蓮。
ビハインドでも流れを左右するイニングであることは間違いなかった。
富田は自分の役割に徹してここまで結果を残してきた。連続無失点は14試合に伸びた。
富田の存在が無ければこの日の継投はもっと難しいものになってた。

その富田好投の裏。
新井監督は先発森を降ろし継投に入った。これはね、本当に結果論だから何も言えん。
これまで鉄壁の守備を見せて来たカープ内野陣にも昨日に続いて明らかな疲れと焦りが見えた。

だが、カープが勝手に自滅したわけではない。
投手も野手もタイガースの選手みんながそれぞれの役割に徹して試合を進めてきたからだ。
ようやく9月になって取り戻した強いときの戦い方だ。
昨日も今日も森下がデッドボール受けたのには頭にくるが、それほど森下には厳しく攻めなくてはいけないということ。
代打だった右京さんは打ちに行きたいはずだが見極めてフォアボールをもぎ取った。
それは梅野も同じ。選手はみんな自分が打って決めたいところを全員で後ろに繋いだ。
1点差まで詰め寄って、代打原口のコールを聞いたところで甲子園のボルテージは最高潮に。14試合ぶりの原口の打席だ。
綺麗なヒットに思わず目頭が熱くなる。みんなが繋いだのはこの原口のヒットのためだった。決めるべき人が決めてくれた。

満塁の場面は続き一気に勝ち越したかったが、近本中野が倒れこの回は同点に終わった。
しかし、これが9回サヨナラの伏線だったとは。

1年前の9月14日。ウイニングボールを掴んだ中野。
今年は不振に苦しんだ。
7回に勝ち越し打を決められなかった中野だったが、このときのモチベーションが強い。
「悔しい思いをした分必ずチャンスは回ってくる」気持ちを切らさなかった。
本当に中野にサヨナラの場面がやってくるとは限らないのに。
でも実際こうしてあったのだから野球はおもしろい。

ボールカウント1-1からの3球目。狙いはセンター前にあったのが見てとれる無駄な力のない綺麗なバットスイングだった。
ずっとそのバッティングを続けてほしい(笑)

サヨナラに集まった面々から水を浴びびしょ濡れで整列の一歩前へ出て挨拶をする選手会長。
いい笑顔だった。

あ!森下の5試合連続ホームランはなかったか!
また明日から!
行け森下!
行け!ビーズリー!

[今日のノイジー]

こっちも押し出し四球!しぶい!

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ここから!

12日のベイスターズ戦、試合直前に降った、いや降ったなんてもんじゃない瀑布みたいな雨が甲子園を一瞬にして飲み込んで試合は中止。
楽しみにしていた人も多い中ではあったが7連戦を回避したという意味では、雨が味方してくれたと思おう。(後出し)

〈9/13 阪神 7-3 広島(甲子園)〉

勝:高橋
敗:大瀬良

久しぶりの甲子園!こう見るとちょっと秋めいたかな。
今日は、まついあすかさんに誘ってもらったのだ!
あすかさんって誰って聞いてほしいからまずこれを見てほしい。

この似顔絵キャラを描いてるグラフィックデザイナーさんなのだ。
昔から吉本新喜劇グッズの似顔絵キャラを描いたりしている彼女は愛すべき私の数少ない友人なのだけど、トラ仲間というわけではなかったのだよね。

それが数年前のある日「ウル虎の夏」のグッズに描かれた選手の似顔絵キャラを見て、震えたというか衝撃を受けたんですよ。
「これ、絶対あすかさんが描いたやつだ」と。
彼女はタイガースとも野球とも無縁なはずだったのだけど、キャラクターからはなんというか「あすかさんみ」が出まくってたから妙な確信を持って久しぶりに連絡をとってみたら本当にそうだってことがわかって感激したのを覚えてる。

彼女は、選手一人一人の体格や性格、プレースタイル、どんな風にファンから愛されているのかなどなど膨大な時間をかけて知り、そしてまたそれ以上に莫大な時間を使ってキャラクターに仕上げるうち選手のことを大好きになって毎日タイガースを応援するようになったニュータイプのタイガースファンだ。
彼女は、自分が生み出すキャラクターに、選手本人と同じようにファンからも愛されるようになってほしいととてつもない愛情を注いでいる。

そんなあすかさんが人生で2度目だという甲子園での観戦。応援歌頑張って覚えてきたり、ペナントレースの様相を気に懸けていたり、とにかく一生懸命応援してくれる。一緒に現地観戦できただけで嬉しかったが、まじ勝ってくれてよかったあああ!!これほんと、もう!!

先発は高橋遥人!
まず遥人のピッチングをこの目でリアルに見られただけでも嬉しいし、そして本当に遥人まじでやっぱりすげーヤツだった。
6回、謎の崩れ方して失点して、あとアウトひとつを石井に助けてもらう形になったというのに、交代をする遥人に大きな拍手が注がれたことが全てな気がする。
遥人が戻ってきてくれて投げていることがみんな嬉しいのだ。

得点はゴロをさばけないカープ内野陣に助けられてのものが目立ったが、それでもちょっと悩み気味だった右京さんが打って、そして1試合に二つも押し出しフォアボールを奪った近本というシュールなヒーローの誕生もよかった。

が、一番はやはり森下のホームラン。
ヤツが打席に立つたび、レフトへの方向へなびく旗を確認し、「森下ーホームラン打ってくれー」と念仏のように唱え続けた。

ノーヒットで迎えた5打席目。
それはもう打った瞬間。レフトスタンドへと伸びた打球。
4試合連続ホームラン!!!!
このひとつ前の打席、左肩付近にデッドボールを受け心配していたのだけど、これは一体どういうことかと!
これこそがあすかさんと私が今日、一番見たかったものだった。
森下もキャラできてるからね!(笑)

勝って2位浮上。
まだあともうひとつ。上にあがろう。

あ!まついあすかさんのキャラグッズは、3塁側10号門ぐらいのところにあるショップか、シャープ産業さんのオンラインショップで買える。見にいって!今すぐな!(笑)

[今日のノイジー]

寂しい話。
13日の試合前、アッキャマンこと秋山拓巳の今季限りでの引退が発表された。
華々しいデビューも、繊細なピッチングも、再び返り咲いた20年、21年の二桁勝利も、野手顔負けのどでかい豪快アーチも、全てが愛しい想い出。
二軍戦での1000投球回登板を達成したいって。暑さも厳しい環境でずっと腕を振ってきたその数に彼の凄さを改めて見た思いがする。
最後までしっかり投げて!おつかれさまはそのあとだ。

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寝た!

〈9/11 阪神 3-4 DeNA(甲子園)〉

勝:ウィック
S:森原
敗:ゲラ

8回表、マウンドに上がったゲラの初球を代打桑原がホームランに。
1球でヒーローにもなれば、敗戦投手にもなる。

マツダスタジアムでは、9回、2-0で逃げ切りを図るカープの守護神栗林が大荒れ。
まさかの9失点という大量失点に沈んだ。

おもしろくて大好きな野球だがときに残酷だ。

今は負けを引きずるより、早く明日になってほしいから寝るのがきっと正解…

…なのだがプロ野球ニュースを見始めてしまった。
C-G戦怖すぎや…

あかん…森下のホームランもっかい見て寝るわ。

[今日のノイジー]

と、坂本のスクイズ。

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