テルが決めた才木の雨の完封勝利!

〈4/21 阪神 3-0 中日(甲子園)〉

勝:才木
敗:松葉
※7回降雨コールド

試合開始は、降り続く雨の影響で53分遅れ。
まず、試合は無理じゃないかと思ってた。
でも「遅れて開始予定」のアナウンス。
内野に敷かれた巨大なシートを取り除くところから阪神園芸さんの整備を見てた。
運び込まれた砂が適所へ撒かれトンボで広げられていく。あのトンボでの作業、軽々とやってるように見えるけど、かなりの重労働やんな…。
試合予定時刻も発表され、阪神園芸さんの見事なプロのお仕事で試合は行われることとなった。
甲子園じゃなかったら恐らく無理だったのではないかと思う。

なんとしてもやろう―
岡田監督は才木の意志、スタンドで待つファンの気持ちも組んでそう言ってくれたし、その気持ちはありがたいのだけど、プレーする選手は大変。

普段なら捕れるはずのボールも追うことすら困難。
滑らないように慎重に走る走路。
打球を才木が身体で止めるような場面も。
とにかく、両チームとも誰も怪我をしなくて本当によかった。

才木と松葉の投げ合いが圧巻だった。
試合開始が大幅に遅れ、降り続く雨で試合中も何度もグラウンド整備に時間が割かれた。
ぬかるんだ足元、冷える指先。コンディションも気持ちの面でも本当に大変だったと思う。

5回が終わった時点では両者とも被安打2。
6回に明暗が分かれたが、二人ともこの悪状況の中それぞれ一人で投げ切ったのだ。
お立ち台には、才木と佐藤輝明。
松葉本人はそんなの望まないのは百も承知だが、お立ち台に一緒に上がってもらいたかったぐらい。素晴らしかった。

5回を終了しこの時点で試合は成立。雨はこのあとまた強まる予報。
先に1点をとったチームがそのまま勝利するのだろう。
そんな中、それまで近本の2安打のみに抑えられ松葉をうちあぐねていた打線が繋がった。

中野がヒットで出塁。森下も続いた。
大山は三振に倒れたが、二死1,2塁。
佐藤輝明はボールを見極め、際どいところはファウルで粘った。フルカウントで何とか前へ飛ばそうとする姿は、ホームラン狙うフルスイングとも違ったが、何かは予感させてくれた。

そして8球目。松葉のスライダーをとらえると、打球は雨を切り裂いてライトスタンドへ一直線。
黄色いポンチョが揺れてボールを呼び込んだ。低い弾道でフェンスを越えるのがスローモーションで見えた。この試合に決着をつける3ランホームラン。
一気に沸きあがるスタンド。
塁上の走者も打った佐藤輝明自身も、ゆっくり走ってホームベースを踏んだ。

佐藤輝明の今季甲子園1号は、雨の中頑張ったファンへの最高のプレゼントとなった。

[今日のノイジー]

首位だって!

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