〈9/12 阪神 1-0 巨人(甲子園)〉
勝:西勇
敗:山崎伊
ちょうど1週間前の火曜日の試合前には15のマジックだったのが、
今日試合が終わったら3という数字になってた。
余談なんですけど、いや、余談でもないんですけど、サンテレビのスポーツの女性ディレクターさんがね、アレしたときのビールかけの会場を担当するそうで、ビールまみれになって邪魔になるからと今のセミロングの長さの髪を短く切ろうかなって言うんですけど。
乙女が、おしゃれでもなく失恋でもなく、ビールかけが理由で髪を切ろうとしている人をいまだかつて見たことがなかったので、最高にロックだな、と畏怖の念を抱いている。
で、いつ切るのかっていうと、アレよアレよという間にスタンバイの状態に突入しまったので美容院へ行く時間が全くとれないのだそうだ。残念。
…と話はここで終わったのだけど、日本シリーズがあるやないか。よし。「ビールかけがあるから髪切った知り合いいる」って言いたい。
さて!
いやもう本当に西勇輝のピッチングに尽きる。
あ、どうしよ、西勇輝と坂本誠志郎のバッテリーに尽きるって言い直したい。
低め低めと左右、抜群に制球されたコントロールと緩急、それに持ち味のテンポの良さ、間違いなく今季一番のピッチングだった。
坂本の構えるミットにズバズバ決まって、三振を奪う姿に、スタンドのファンも引き込まれていく。
9回表のマウンドへ上がるとき、なんとこの日二度目の登場曲が流れ、「がんばれ!がんばれ!西!」の大きな大きなコール。
西も泣きそうだと言ったが歓声がものすごくて、私までちょっと泣きそうだった。
今日の西の被安打は2。四球はふたつ。
併殺に仕留めたりと、バックの守備も手伝って試合はどんどん進んでいった。
言いたかないが、対戦した山崎伊織もえげつなくて、タイガースのヒットはわずかに3。
3回以降は見事な三者凡退!おおん…
大切な1点は、2回表。ノイジーのヒット、坂本サード強襲の内野安打、木浪のライトへの犠牲フライによってもたらされたものだが、ノイジーの3塁まで行った走塁は誉めてあげたい。
あのとき、ノイジーが2塁止まりだったら…と考えただけでおぞましい。
木浪があの場面で「普通に」犠牲フライを打てるというのもすごいこと。
試合時間は今季最短の2時間6分。
今季最長の5時間16分と、最短試合を経験してしまった。こんな帳尻合わせ別に望んでないんだが勝ったからいい、で話は済んでしまう。つまり、嬉しい。
明日の歓声を待つ甲子園。
もう一度言う。マジックは3。
[今日のノイジー]
外野まで飛んだきれいなヒットは2回のノイジーのセンターへのヒットのみ。
そんな世界線あったんか!