〈5/13 阪神 2-1 中日(甲子園)〉
勝:岩崎
S:スアレス
敗:又吉
12日は雨天中止。先発予定だった雨柳さんはスライドではなく、ちょっと手薄になっていた巨人戦に登板することに。雨柳さん、グッジョブ(笑)
さて、ちょっと話は逸れるのだけど、目に留まった記事があった。
DeNA三浦監督が、12日の巨人戦で全力疾走を怠ったとして桑原を注意したという記事。
桑原は全力プレーがウリの選手でもあるので、三浦監督は余計に放っておけなかったのだろうか。
もちろん桑原自身反省しているということなのだけど、この件一つをとってもチーム全体の空気とリンクするところがあるんだろうなぁ、としみじみ感じたと同時に怖くもなった。
ありがたいことに、今、タイガースにそういう選手はいない。
矢野監督がこだわってきたところというのは大きいし、ベテランの福留や鳥谷も当たり前にやってきたことだから、そういう伝統がようやくカタチになってきたのかとも思うけど、やっぱり一番はこのムードだろうなと思う。
全力で走って内野安打を勝ち取る。
ひとたびヒットを打てば一つでも前を狙う。
そうすれば、何かが起こる。
そんなムードがチーム内にあるから、外国人であっても走塁をおろそかにしないんだろうな、と。
続けるには単にライバル心を煽るだけでは限界がある。
2回に木下拓のソロHRを浴びたが、それ以上に点を与えなかった秋山もまた、抑えていればチームメイトがなんとかしてくれると自分を鼓舞しながら投げてたように思う。1点とられた、これ以上とられたらもうだめだ、って小さくなっていた以前の秋山の姿はなかった。
7回表、無死1,2塁から無失点で切り抜けたピッチングが今季の秋山を象徴するようだった。
本当によく抑えたと思う。
中野は守備でチームをノせた。
7回表、ビシエドの三遊間抜けていく当たりを追い求めてキャッチ。そこから1塁へ投げるが惜しくもセーフ。だがあの距離と体勢からは捕っただけでもナイスプレー。
必死で走ったビシエドが少し笑ってた。
そして9回表。
またビシエドなのだけど、今度は叩きつけられた高いバウンドを最短でグラブに合わせ、すぐに身体を反転させ深いところから素早い送球。ドンピシャ。今度こそビシエドはアウト。
やっぱりビシエドが少し笑ってた。
7回裏の攻撃では、秋山の代打である原口が二死走者なしから、フォアボールを選んで出塁。原口すごいことだこれ。
この原口の代走に熊谷。
強肩木下拓はこの日2度も盗塁を阻止しているが、熊谷はけん制にも動じず、初球に勝負を挑んだ。
盗塁成功!
ワッツ!?(脳内に再生される11日の試合)
そして、近本がお手本のようなセンター前で同点!
秋山の負けを消した。
熊谷今日もナイスラン!
そして8回裏のサンズの勝ち越しホームランが出て、スアレスが圧巻のピッチングでゲームセット。
ちょい待ったー!
8回の男の「0点で抑えることができてよかったです。」のコメントも出たのだけど、今日はそのコメントのあとに「(ゼェゼェ…)」も付けておいて!
暴投あり、走者は3塁まで行くわで大変だったんだから(笑)
岩崎、汗びっしょりで二死3塁から投げたガーバーへの糸を引くようなストレートはこの日一番のボールでした。なんだかんだでお見事。
でも「0点で抑えることができてよかったです。(ゼェゼェ…)」
やんな?(笑)
手も足も出なかった中日先発・ロドリゲス相手だったけど、持ち場でそれぞれが粘りを見せた全員の勝利だ。
一昨日の引き分けから、ちゃんとつながったよ…(人生観)
次回は「ロハスの初ヒット!」の巻。
[今日のマルテ]
この日のチーム初ヒットは、マルテ!