今回は長いですよ~

私は子供の頃から高校野球ファンでよく甲子園に見に行っていました。
よくというか、春と夏必ず1回は観戦に訪れていました。
小学生の頃は父親に連れられて、中学生になってからは友達とです。
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1990年頃

先日、今年のセンバツ出場校が決定しましたが、
今回は1990年の大会について語りたいと思います。

今年の大会で愛媛県の新田高校が15年ぶりに出場します。
その15年前に出場したのが1990年。
二度のサヨナラ勝利で初出場ながら準優勝し、“ミラクル新田旋風”を巻き起こしました。
その二度目のサヨナラ勝利を果たした準決勝を、私は見に行ってたんです。

この大会の準決勝は二試合とも延長サヨナラゲームというすごい日でした。
当時私は高校一年生になる春。仲のよい友達と三人で見に行きました。
普段は外野席観戦が主でしたが、その日は一塁側のアルプススタンドへ。
というのも、近大附(現西武・犬伏が四番)・北陽(元近鉄・阪神の寺前がエース)の近畿勢しかも大阪代表二校が登場する日で、第一試合の近大附が一塁側だったからです。
その頃、大阪に住んでましたし、母校を応援するかのごとく気合を入れて球場に行きました。

そして、私の応援が効いたのか(?)、近大附は延長戦の末、勝ちました。
これで、北陽が勝てば“大阪決戦”になるという第二試合の相手が愛媛の新田でした。
当然、北陽を肩入れしようと意気込んでいたのですが、新田のユニフォームを見て一気に気が変わりました。
上下、アンダーシャツを含めて真っ白、何を隠そう、私の中学の野球部とソックリだったんです。ちょうど半年前に野球部を引退したところでしたから、何か自分たちの姿を見るような思いに・・・。
一塁側が新田サイドだし、第一試合で近大附が勝った余裕(!?)もあって、すぐに新田に心変わりしました。

そして、何とこの試合は17回まで突入!(当時の規定は18回まで)

複雑でした。横で疲れきった友達が寝てるし、ではなくて、“新田に勝たしてやりたい、でも延長18回引き分けという歴史的な試合の目撃者にもなりたい”という思い・・・。

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当時の雑誌を持って!

そんな気持ちが芽生えた頃でした。
「カキーン」!
ホンマええ音でした。
新田・池田選手の打球がレフトラッキーゾーンへ。
サヨナラホームランで決勝進出が決まりました。

興奮しました。隣で寝ていた友達も音で目が覚めたのか、3人総立ち。
カクテル光線に映し出された緑の芝生、ホームに集まる白いユニフォーム、そしてその中に飛び込んでいく池田選手・・・、今でも鮮明に覚えています。

結局この日は二試合あわせて30イニング!
第一試合開始が午前11時、第二試合終了が午後5時48分という長い一日も“3試合分見られて得した”とお腹いっぱいの気持ちで家路に着いたのでありました。

新田高校、今でも真っ白いユニフォームなのかなあ。
今大会、私の注目校のひとつです。

大会まであと1ヶ月余り、今年はどんなドラマが生まれるのか今から待ち遠しいです。

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今日のお昼は焼き肉定食

PS.
(1)兵庫県からは神戸国際大附と育英が出場します。ともに投手力もいいし、大いに本大会での活躍を期待しています。頑張れ!!

(2)私の後輩・I君の母校が21世紀枠の候補校に選ばれながらも、残念ながら出場ならず。
Iよ、夏がある!!

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