“あれ”

その瞬間は半年に一度必ずやってくる。
ただ、今回は心の準備ができていなかった。
来週だとばかり思い込んでいた。
思い込みって怖い。

今日、秋の定期健康診断を受けた。
ということは、必然的に“あれ”がある。そう、“あれ”。
いつも受診票の右上にある「必要アリ、ナシ」の欄にはやはり「アリ」。
く~っ!
今日行かないと、場所も変わるし、また気持ちを作り直さなければならないので
意を決していざ会場へ。

まずは、尿検査。覚えていない。
続いて、聴力検査。う~ん、し・・・たかな。
血圧測定。もうすでに視線は“あれ”にいっている。
そして、ついにその瞬間がやってたた。
あ、違う、違う、思い出してパソコンを打っていても、まだ動揺している。

改めて。
そして、ついにその瞬間がやってきた。
「親指をぐっと握ってくださいね。」
そんな冷静に言われても・・・。
あ~、入ってきた。
痛みをこらえ、グッと、男だろ!!
およそ1分、今日は写真撮影があるからか、看護婦さんも多く話しかけてくるし、何か時間が長く感じるぞ。
「はい、もう力抜いてくれていいですよ。」
ふ~、この言葉を聞いた時の気持ちは、放送が終わった瞬間の安堵感に似ている。
戦いは終わった・・・。

そう、“あれ”とは採血。
私湯浅明彦32歳、いくつになっても苦手です。

次の戦いは来年の4月。

春は遠からじ・・・(汗)

03

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