沖縄も暑かったですが、神戸も暖かい日が続いていますね。
そんな春を思わせるような日差しの元、高校サッカー兵庫大会の新人戦決勝が15日、行われました。

カードは、滝川第二VS神戸科学技術。
これで、昨年からインターハイ・選手権と3大会続けての決勝での顔合わせ。
ちなみに、過去2回は滝川第二が勝って優勝しています。
今年のチームの主力となる新3年生同士で、昨年の2月に県の公式戦で戦った際も、滝川第二が3-1で快勝。
神戸科学技術サイドには負けられないムードが試合前から漂っていました。
両チームいずれも、昨年のチームからセンターバックの3年生2人が抜け、
やや守備力に課題と言われる中での決戦。
ともに、全国大会を経験している前線の選手が、いかに持ち味の攻撃力を発揮できるかがポイントでした。
いざ、試合開始。
持ち味のショートパスを起点に再三チャンスを作る滝二。
カウンター攻撃からゴールを襲う科学技術。
決定的なシーンが何度もありながら、前後半70分を戦い、0-0。
試合は延長戦へ。
「昨年の今頃を思い出してみろ!前半で0-2、後半1-1で結果1-3で負けた相手に今日は0-0。成長しているぞ!!楽しんでこい!!」とイレブンを勇気付けるのは神戸科学技術・鈴木監督。
「勝つことにこだわりすぎてないか~?勝つよりも今大事なのは
得点を挙げる形をしっかり作る事。こんなゲーム、これからナンボでもあるぞ。乗り越えられへんかったら、先はないぞ」と、優しい口調で語りかけるのは滝川第二・栫監督。
お互いに火花が散るいい決勝戦になりました。
結果は、PK戦も頭によぎった延長後半、神戸科学技術が2点を挙げ、見事優勝。
点を決めたFW鷲尾・伊佐は、1年生時に全国高校選手権のメンバー入りを果たした新チーム期待の二人。
最高の形で新人戦2連覇を達成し、2大会連続で滝二に敗れていた雪辱を果たしました。
「滝二に勝ったのは、本当に自信になる。嬉しいです。
1年の最初にいいスタートを切れてよかったです。
でも、これに驕ることなくこれからまた頑張っていきたい。」と話すのは科学技術・鈴木監督。
「やはり、今の課題が出ましたね。点がなかなか取れない。
また、一からやり直して、インターハイにはいいチームにします。」
と淡々と試合を振り返った滝川第二・栫監督。
次に両校が対戦する可能性があるのは、インターハイの決勝戦。
すでに、視線の先は夏に向いていました。
尚、この試合の模様は、23日の「ニュースシグナル」でお伝えする予定です。
是非、ご覧下さい!