生活困窮者らに年末年始をあたたかく過ごしてもらおうと神戸で支援団体による炊き出しが行われています。
神戸市中央区の東遊園地で行われた炊き出しは、路上生活者や生活困窮者らを支援するNPO法人「神戸の冬を支える会」が、阪神淡路大震災が起きた1995年から毎年続けているものです。
会場では、野菜をたっぷり使った「ぼっかけうどん」と、おにぎりが約120食提供され、集まった人たちは、食事を味わい体をあたためていました。
【食事を受け取った人は―】
「おいしい。みんな助かると思う」
【NPO法人 神戸の冬を支える会 觜本郁理事】
「住居を失う人の数は30年前から変わっていないという現状がある。私たちはできる限りのことをするし、社会にもこの問題は自己責任ではなく社会が解決すべきだと訴えていきたい」
炊き出しは2026年1月4日まで日替わりでメニューを変えて行われ、会場では、専門家による医療や法律に関する無料の相談も受けられるということです。

