神戸市中央区の理化学研究所に設置された世界最先端の量子コンピューターについて理解を深めてもらおうと、学生を対象にしたセミナーが開かれました。
このセミナーは、理化学研究所にことし6月設置された、世界最先端の量子コンピューターについて分かりやすく解説しようと開かれたもので、高校生や大学生など100人が参加しました。
セミナーでは大阪大学基礎工学研究科の藤井啓祐教授が講演。
量子コンピューターは、量子力学を応用した次世代のコンピューターで、スーパーコンピューターでも数十年かかる複雑な計算を、わずか数十秒で処理することが可能な一方、計算精度に課題があることから、理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」との連携による創薬や、新素材開発などへの活用などが期待されていることなどを説明しました。
またセミナーでは、学生と講師によるパネルディスカッションも行われ、参加者は量子コンピューターについて理解を深めていました。
