
(左)INAC神戸 10成宮 唯、(右)日テレ・東京ベレーザ 10菅野奏音(8月4日)/ (C)WE LEAGUE
■両10番が“舌戦”
女子プロサッカーWEリーグの開幕を前に8月4日、東京都内で「キックオフカンファレンス」が行われ、各チームの代表が顔を揃えた。
INAC神戸レオネッサからは、背番号10・MF成宮唯(なるみや・ゆい 30歳)が、開幕戦で対戦する日テレ・東京ベレーザの背番号10・MF菅野奏音(かんの・おと 24歳)と並んで登場し、意気込みを語った。
2人はともに昨シーズンのベストイレブンに選ばれ、7月の東アジアE-1サッカー選手権(韓国)には、なでしこジャパンとして出場した。
はじめに成宮が、
「隣にいる菅野選手は、すごく仲がいいんですけれど、今週試合なので、ベレーザの心臓をぶっ潰す勢いで、10番対決は負けないです!」と宣言。
菅野も、
「成宮選手は代表で仲よくなって、一緒のチームでやっていたら頼もしいですけれど、相手にいると嫌な選手。10番対決、負けないよう頑張ります」と返した。
昨シーズン、INAC神戸はベレーザに勝点では並びながら、得失点差で及ばず、2度目の優勝を逃した。
開幕戦は8月10日(日)18時から神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われる。
「得点にこだわるサッカー」を掲げるINAC神戸・宮本ともみ新監督のデビュー戦。
「2けたゴール」が目標のMF吉田莉胡ら、新戦力の活躍も楽しみだ。
<WEリーグ>
12クラブで構成。発足から5シーズン目。INAC神戸は初代“女王”に輝いたが、以降3シーズン続けて2位。日テレ・東京ベレーザと三菱重工浦和レッズレディースを加えた“3強”が毎シーズン1~3位を占めている。昨シーズンはリーグ戦・カップ戦あわせて、過去最多の総入場者数33万7290人を記録。WEとはWomen Empowerment (女性の能力発揮)の意味。
(浮田信明)