2017年、神戸市北区で祖父母ら5人を殺傷したとして殺人などの罪に問われた男性について、一審の神戸地裁に続いて無罪とした大阪高裁の判決が確定しました。
この裁判は2017年7月、神戸市北区で同居する祖父母(当時83)と近くに住む女性(当時79)を包丁で刺すなどし殺害した他、母親(57)ら2人に重傷を負わせたとして32歳の無職の男性が殺人や殺人未遂などの罪に問われたものです。
9月25日の大阪高裁の判決では、一審の神戸地裁と同様に「心神喪失だったことを容易に否定することができない」と指摘。一審の判決を支持し、検察側の控訴を棄却していました。
大阪高裁によりますと、検察側は期限だった10日までに上告しなかったということで、男性の無罪判決が確定しました。