下水道に赤ちゃん遺棄 ベトナム国籍の母親が初公判で起訴内容認める

  • X
  • Facebook
  • LINE

兵庫県丹波篠山市内のトイレで赤ちゃんの遺体を下水道に流したとして、死体遺棄の罪に問われているベトナム国籍の母親の裁判が8月21日に神戸地裁で始まり、母親は起訴内容を認めました。

ベトナム国籍の技能実習生の母親(22)は、2023年5月、丹波篠山市の会社寮の共同トイレで、便器内に出産した赤ちゃんの遺体を 下水道に流したとして、死体遺棄の罪に問われています。

神戸地裁で開かれた21日の初公判で、母親は起訴内容を認めました。

検察側は「母親は妊娠を会社に知られると帰国させられると考えた」と指摘したうえで「子どもに対して哀悼の意思を感じず悪質」として、母親に対し、懲役1年6カ月を求刑しました。

一方、弁護側は「母親は誰にも相談できない中で一人で解決せざるを得なかった」と主張し、反省の気持ちを示していることなどから、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は8月21日で結審し、判決は9月13日に言い渡されます。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。