ことし3月、79歳の姉に暴行を加えたとして、神戸市内に住む73歳の弟が逮捕されました。姉は、その後死亡していて、警察が関連を調べています。
傷害の疑いで逮捕されたのは、神戸市東灘区に住む無職の男(73)です。
警察によりますと、男はことし3月11日から14日ごろまでの間に、姉・眞紗子さん(79)の自宅で暴行を加え、頭部に全治およそ10日間のけがを負わせた疑いが持たれています。
2人は同じ敷地内で別々に暮らしていて、男は、介護のため眞紗子さんの自宅をたびたび訪れていました。
14日、男が自宅で倒れている眞紗子さんを発見。眞紗子さんは、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
司法解剖の結果、眞紗子さんの死因は肺炎と判明しましたが、額や手、足など10カ所以上に、暴行を受けたとみられるあざがあったということです。
警察の調べに対し、男は「黙秘します」と話しているということで、警察は、暴行と死亡の因果関係などについて詳しく調べています。