姫路市の担当者が入札情報漏らした疑い JR新駅建設用地測量の入札中止

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兵庫県姫路市の手柄山中央公園近くに設置されるJR新駅の用地測量の委託先を決める入札で、市の担当者が、落札した業者に他の参加業者を伝えていたことが分かり、市は急きょ、入札の中止を決めました。

JR山陽本線の姫路駅と英賀保(あがほ)駅間の西延末(にしのぶすえ)地区には、市が再整備を進める手柄山中央公園の新たな玄関口として2026年春に新駅の開業が予定されています。

姫路市によりますと、この新駅の用地測量の委託先を決める入札には5社が参加し、2月13日に、市内の業者がおよそ640万円で落札しました。しかし、その後、市の担当者が入札前、落札した業者に他の参加業者を伝えていたという情報が市に寄せられ、市は「公正な入札を妨げられた疑いがある」として落札業者に委託せず、急きょ、20日、入札の中止を決めました。

市の調査に対し、担当者は概ね事実を認めているということで、市は関係機関と協議の上、今後の対応を決める方針です。

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