皆既月食と天王星食 442年ぶりのダブル観察に神戸から期待の声

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地球の陰に満月が隠れる皆既月食と月の後ろに天王星が入り込む天王星食が442年ぶりに同時に観察できるこの日、神戸でも多くの人が期待を寄せながら夜空を見上げました。

午後6時すぎ、神戸市中央区のバンドー神戸青少年科学館の屋上では、442年ぶりの珍しい天体現象を一目見ようと大勢の人が集まりました。 月食は太陽と地球、月が一直線に並んだ時に見られ、月が地球の陰にすっぽりと覆われます。 今回はその皆既月食に加え、天王星が月の後ろに入って見えなくなる「天王星食」も442年ぶりに同時に観察することができました。

月に隠れた天王星 442年ぶりのダブル観察が実現

午後6時9分頃から欠け始めた月が完全に「皆既食」状態となったのが午後7時半ごろ。皆既食状態となり、月の明るさがなくなったことで、天王星が確認できるように。
その後、どんどん天王星は月に近づき、午後8時30分45秒、月に隠れて完全に見えなくなりました。

観察した人は「皆既月食がすごくきれいでした」「天王星が青くてきれいだった」「天王星が青白っぽい小さな星でこれが天王星なんだとびっくりした。死ぬまで見られないと思うからしっかりと目に焼き付けたい」などと話していました。
皆既月食と惑星食が次に同時に見られるのは322年後の2344年7月26日で今度は天王星ではなく土星が月に隠れるということです。

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