新型コロナの感染拡大で救急車の出動要請が相次いでいることを受け、神戸市消防局は救急車の適切な利用を呼びかける動画を制作し、ネット上で公開しています。
神戸市消防局が制作した動画は、タレントの青木さやかさん演じる祖母が、腰痛を理由に救急車を呼ぶところから物語が始まります。
救急車に乗り込み、「孫が交通事故に遭った」「救急車が到着するのに時間がかかる」と知らされると…。
神戸市消防局によりますと、7月の救急車の出動件数は、新型コロナ「第7波」や熱中症などの影響もあり、過去最多となる9400件余りで、8月1日には、これまでで最も多い1日で410件の出動がありました。
そのうち、要請はしたものの搬送を断る人の事案が100件以上あったということです。
神戸市消防局では、救急相談ダイヤル「#7119」への相談を呼びかけるとともに、「不安な場合は迷わず119番してほしい」としています。