阪神淡路大震災の教訓を次の世代に繋ごうと13日、兵庫県警察学校で、震災を経験した警察官が、初任科生に向けて当時の経験を語りました。
兵庫県警では警察官の多くが阪神淡路大震災での災害警備の現場を知らない世代になっていることから、毎年この時期に、震災を経験した警察官による「伝承教養」が行われます。
13日は、初任科の学生約150人を前に、震災当時、警察学校の初任科生だった公安第二課の小牧朋弘警視が講義しました。
小牧警視は、家屋が倒壊した現場で救出作業にあたり、仕事の中で初めて人の死に接したことや、非番の日に棺をいくつも組み立てた経験などを紹介し、過酷な状況の中で得た教訓を語りました。
兵庫県警 公安第二課 小牧朋弘警視
「何もない時に心の準備やいろんな準備をしておいてほしいなと思います。交番で勤務をしていたら人命救助の最前線になるのは、当番勤務されている皆さん方になります。交番にも装備資機材があると思いますので、あっても使えなかったら意味がないので、いろいろ触って経験積まれて、抵抗感なくしてほしいと思います」
講義を聞いた初任科生たちは、次の災害時、自分たちが果たす役割の重要性を考えていました。
初任科生
「目の前の救える命を救うために今自分にできることは、体力錬成であったり専門知識の研さんだと思うので、そういったことに努めてまいりたいと思います」
「制服を着た警察官は初任科生でも変わらずに、先輩方と同じ働きをしないといけないと思うので、それに見合うように術科や教養を頑張りたいと思いました」
また、東日本大震災が起きた2011年、災害対策課長を務めた県警OBの菅野利郎さんからは、災害時の兵庫県警の部隊派遣などについても講義が行われました。
