豊岡市の城崎マリンワールドで生まれたトドのカナタが12月3日、「ダイビングショー」でデビューを果たしました。
オスのトド「カナタ」は、「人の言葉を聞き分けるトド」として知られる母親のハマの子どもとして2023年、生まれました。
城崎マリンワールドによりますと、トドは授乳期間が長いため、赤ちゃんの時期にトレーナーが介入するのは難しいということですが、カナタは飼育員によってミルクで育てられたことで早い時期からトレーニングを行うことが可能でした。
大学での研究対象にもなり、トドが授乳期から高い学習能力を持つことが世界で初めて明らかになり、国際的な学術誌にも掲載されました。
城崎マリンワールドの名物トドのダイビングショーでのデビューに向けて練習を重ねてきたカナタ。
ついに、高さ5メートルの岩山を登り、先に飛び込んだ母親に続いて、見事ダイビングに成功しました。
カナタのダイビングショーは、これから毎日見られるということです。
