勝海舟が発案した「神戸海軍操練所」跡 神戸市が新たな展示施設を整備

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幕末に江戸幕府が神戸に開設した「海軍操練所」跡に、新たに展示施設が整備されることになり、神戸市は11日、概要を発表しました。

「神戸海軍操練所」は、外国船からの防衛拠点を築くため、勝海舟の発案により1864年に幕府が設けた海軍士官の養成機関で、坂本龍馬も学んだとされています。

ウォーターフロントエリアの再開発事業に伴い、2023年、神戸市が発掘調査をしたところ、神戸海軍操練所の遺構と考えられる灯台の基礎の石組みや防波堤、陶磁器などが見つかりました。

11日の会見で神戸市は、発掘現場周辺を新たに広場として整備を進め、発見された遺構を展示する施設を設置するほか、当時の防波堤や灯台が再現されるということです。

展示施設は、神戸港の開港から160年となる2027年春ごろに完成する予定です。

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