神戸海軍操練所や明治時代の灯台跡から出土 陶磁器や外国製品集めた企画展

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神戸市内で見つかった神戸海軍操練所の一部とされる防波堤や、明治時代の灯台跡などから出土した陶磁器や外国製品を集めた企画展が、市内の博物館で開かれています。

神戸市が2023年から行った中央区新港町の再開発事業に伴う発掘調査では、勝海舟の進言で1864年に幕府が設置した「神戸海軍操練所」の一部とみられる石積みの防波堤が見つかっています。

操練所は坂本龍馬が学んだとされる海軍士官の養成機関で、この他、明治時代に建てられた灯台の跡なども見つかっています。

神戸市西区の神戸市埋蔵文化財センターでは、発掘調査の際に出土した陶磁器や瓦などおよそ50点を集めた企画展が開かれています。

会場には幕末時代のものとされる陶磁器の他、幕末期から明治にかけて持ち込まれたとされるオランダ製の酒用ガラス容器など、海外の製品も多く見られ、当時の「港町神戸」の様子をひもとく貴重な出土品が並びます。

この企画展は、神戸市埋蔵文化財センターで8月31日まで開かれています。

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