科学技術高校で乗車イベント 廃線の「神戸臨港線」復活の夢を乗せ

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神戸市中央区の科学技術高校で生徒たちが、かつて神戸市内を走っていた貨物列車を「ミニ電車」として復活させ、乗車イベントを開きました。

鮮やかなブルーが際立つ小さな貨物列車。

車両を手掛けたのも運転手もすべて高校生です。

5月24日、神戸市立科学技術高校で開かれた乗車イベントには、地域の子どもたちなどおよそ40人が参加しました。

学校の南側にある遊歩道。

遊歩道は、2003年まで貨物列車が走っていた「神戸臨港線」の跡地です。

生徒たちが、地元の歴史を形にしたいとおよそ15年前に線路を整備。

ミニSLを走らせ一般公開していました。

その後しばらく使われなくなっていましたが、おととし4月、課題研究の一環として線路とミニ電車を復活させる計画がスタート。

電気情報工学科の生徒が線路のさびを落として、油を差し枕木を入れ替えて復活させました。

貨物列車にも改良を重ね、先輩たちの思いも乗せた「神戸臨港線」を走らせました。

この日は雨で、復活した線路で走ることは叶いませんでしたが、今後も乗車イベントを開催する予定だということです。

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