神戸の高校生が製作し、去年のパラ陸上世界大会で使用した選手の固定器具が、来年愛知県で開かれるパラスポーツの世界大会で使用するため、12日、引き継ぎ式が行われました。
引き継ぎ式には、神戸市立科学技術高校の生徒や、神戸と名古屋の大会組織委員会の担当者らが出席しました。
科学技術高校では、生徒たちがパラの円盤投げや砲丸投げの際、選手が座る台座を固定するための鉄製の枠5台を、去年神戸で開かれたパラ陸上の世界選手権のために製作しました。
期間中、選手のウォーミングアップで使用され高い評価を受けたことから、来年、愛知県名古屋市で開かれる「アジアパラ競技大会」でも使用されることが決まりました。
12日は神戸から名古屋の大会組織委員会へ目録が送られたあと、固定器具を積んだトラックが出発し、生徒らは拍手で見送りました。
「アジアパラ競技大会」は来年10月、愛知県名古屋市で開幕します。