〈8/30 阪神 3-2 巨人(甲子園)〉
勝:高橋
S:岩崎
敗:井上
長い試合だった。試合が終わったのは22時前。延長戦でもないのに3時間54分のロングゲーム。
申告敬遠3つを含め、もらった四球は11。
8安打と合わせると実に19もの出塁がありながら、16残塁という大拙攻。
しかし相手巨人も大したもので、10安打しながら2得点。
大拙攻 対 大拙攻の激しい伝統の一戦に、何度も映るベンチの阿部監督の表情。呆れたり怒ったり表情のバリエーションが豊かで楽しい。サンテレビのカメラさんスイッチャーさん、今日も冴えてる。
先発の遥人は、苦し紛れの投球。
5回でスパッと代えたのは正解だった。
初回に森下、3回に佐藤輝のタイムリーで1点ずつとっていたが、2-2に追いつかれ、先に書いた拙攻祭りで…あぁ…しんどい…!(笑)
しかし!今日も今日とて熊谷!
今日は6番レフトでのスタメンだった。まるで試合が始まる前から運命は決まっていたかのような打順とポジション。
5回、満塁策で5番大山が申告敬遠。
あるぞあるぞと甲子園の期待を一身に受けた熊谷は、臆することないどころか、ファンの大声援を味方に堂々のフォアボールをもぎ取った。
「手が出なかった」なんていうお立ち台の言葉を真に受けちゃいけない。この男前はそういうとぼけたことを言うヤツなのだ。
そして、9回表のビッグプレー。
一死走者なしから、代打若林の打球をトンネルしたサード佐藤輝。…だったが、レフト熊谷がカバー。捕球してすぐに二塁送球し、アウト!!
すごい!!ノイジー以来の興奮かもしれん!!ノイジー!!(熊谷やっちゅうねん)
サンテレビ解説の真弓さんも、スカイAで解説の掛布さんも、(あ、気持ち良すぎてサンテレビのあと録画のスカイAも見た)「熊谷が内野手だったから刺せたプレーだった」と分析。
ほんとそう!だけど、内野手だからってだけであのプレーできるかってNPB見渡したって、これだけのポジションでここまでのビッグプレーをいくつも出来る選手っている!?
どう考えてもゴールデングラブ級なんだけど、ポジションが…!
もらえないなら仕方ない…坂本誠志郎あたりに金色のグラブ手作りしてもらうか…(コーナンで買って)
ノイジーあたりから話がそれてしまったけれど、熊谷のプレーは今日の勝利をモノにしたし、誰よりもテルを救った。
そして、注目の近本はとうとう35打席の無安打となったが、3つも四球選んで出塁しているのだから何も文句ないぞ。
当たり良くても好守に阻まれたりと、本人は早く1本打ちたいと思っているだろうけど、そのうち出る。明日出る。(出ろ。)
監督に怒られちゃった高寺だったが、こちらまでまた一つ気が引き締まる思い。
バント失敗はベンチの責任。
問題は失敗したそのあとの姿勢。
高寺だけのことじゃなくて、チーム全員に対して、大切なことが何なのかまた改めて示した。
ドリス!及川!石井!岩崎!
今日もフル回転でありがとう!
石井のピッチングには、解説真弓さんと福原さんが、楽しそうなのなんのって!
元監督と元ピッチングコーチがあんなにわーわー絶賛してるの気持ちよかった(笑)
石井の連続無失点記録は44試合に。
最後に、熊谷がお立ち台で言ってくれた言葉のチョイスに熱くなった。
「また明日全員で勝ちましょう」
ファンの声援が力になると、だから「全員で勝ちましょう」と。
それも「明日」ね。
ひとつひとつだ。
マジックは9に。
