〈6-1 広島 0-8 阪神(マツダスタジアム)〉
勝:伊原
敗:森
初回、森下の2ランで先制。
交流戦を前に勢いをつける、チームにも森下にもいいホームランだった。
それだけにカープ先発の森が不安定なところをもっと攻め切ってほしかったが、なんとかという感じで6回を投げた森に対してわずか3安打。
このスミ2を守って、リリーフ大量に投入してキリキリする展開でいくのかぁ(ハイハイ)…と思いながら見る試合だったが、伊原が素晴らしい好投だった。
5回表、タイガースは無死3塁というチャンスを得たが無得点。
がっくりきてもおかしくないのに伊原本人は意に介さず。強靭なマイペースぶりで6回までわずか1安打に抑えた。
今日こそさぁ7回のマウンド。…だったが、連打で一死1,2塁となると、藤川監督が出て交代を告げられた。
自身プロ最長タイの6回1/3だった。
降板するときの悔しそうな顔が、いい意味でルーキーとも思えず、しっかりとローテの一角だという自覚があるから頼もしい。
ただひとつ、ここまで伊原を見てて思うのは、完璧を目指しすぎてるんじゃないかということ。
悪いことじゃないけれど、完璧って折れやすいから少し心配してる。
勝ちながら反省の機会があるなんて恵まれてるし、この白星は誇っていいよ。
そしてこの、イニング途中からの火消しに入ったのが2日連続でピンチを救う湯浅だ。
小園に対しては四球を出し一死満塁としてしまうが、佐々木をセカンドフライに。
そして代打野間。一打同点の大ピンチで空振り三振を奪ったときの、ガッツポーズがいかにも湯浅らしくて最高だった。
そして、勝利を一気に引き寄せたテルの3ラン。
なんじゃあれ!?!?
タイミング外されて最後は右手1本。これが入ってしまうのだから、いよいよ本当に恐ろしいな。
バット投げも久しぶりに見た。
9回には、守備固めから入っていた熊谷が今日は正真正銘のヒットで出塁。
ここから近本、中野の連続タイムリーも出て大差をつけた。
交流戦前の最後のゲーム、気持ちよく終わってはずみをつけたいというのはどのチームも同じはずだが、タイガースはこれを三連勝で終え、貯金を10とした。
出来過ぎだが、個々の選手たちを見てるとたまたまでもなさそうだ。
さぁ新庄ファイターズが北海道で待っている!楽しみだ!
あ!桐敷おかえり!待ちに待ってたんだけど出番がなくてごめん!(笑)
[今日のヘルナンデス]
ノーヒットのこんな日は、交流戦のDHを藤川監督がどう使うのかあれこれ想像してみてる。