〈3/29 広島 2-3 阪神(マツダスタジアム)〉
勝:及川
S:岩崎
敗:床田
先発は、初の開幕ローテーション入りを果たした富田。
もう見慣れた顔だというのと、持ち味のテンポの良さもあって、わりと不安なく見てた。わりとって何%ぐらいやろう。
だけど3回裏、床田のバント処理のときはなんというか全身がギュッとなったよ。一塁へ投げるものとなんにも気にしてなかったのに、まさかの真後ろ向いた瞬間な。二塁へ送球するあの時間は脳内スローモーションだった。近本のバックアップはどこまで来てくれてるかってことが先に頭にあったりして悪送球前提の思考でいたから、二塁アウトできただけでもいいのに、ダブルプレーなんてな!すげーな富田!「わりと」なんて失礼だったな!
投球のあとの迷いなきプレーには、走者石原の足もちゃんと頭にあったり、富田がいかに準備して一球一球投げられているかってよくわかるプレーだったし、何より攻めの姿勢があった。
「守りで攻めろ」とは故・吉田義男さんの言葉。
吉田さんは見ててくれただろうか。吉田さんに褒めてほしかったな。
富田は、打順の巡り合わせもあって4回64球で交代。いや、打席なくても交代だったんかな。
昨日の村上のおかげでリリーフをたくさん使える。使いたいピッチャーがいる。
まずは、富田おつかれさま!
大いに次が期待できる堂々のマウンド姿だった!
そして5回からは、育成から支配下、そして開幕一軍の枠を勝ち取った工藤泰成!使いたいピッチャーの一番手だ。
本人も自覚あるように、ランナーを出してからコーナーを狙い過ぎて3四球1失点。
あんなムキムキであんな繊細なピッチング求めてないんだから、思い切っていってくれりゃいいのに!(笑)
よく言うホロ苦デビューだ。ちょうどいい味やで。
途中降板の工藤に代わったのが及川。
あんな頼もしいヤツだったか!!(笑)
二死満塁で秋山に対し見逃し三振。ここはバッテリーごと賞賛したいのに、及川の凄みあるピッチングがあっぱれすぎた!
守りで流れを切ったタイガースは直後、森下の2ランホームランで逆転に成功。
この6回表の攻撃は、先頭近本ヒットで2番中野のバントといういい形から生まれた。
中野、昨日のバントミス取り返したなー!
ここまで床田からチャンスを作れずに(これからも作れそうにもなく)ビハインドのままイニングだけが進んでいきそうだったから、森下にしたらやっと巡ってきたオイシイ状況だった。
とはいえ、「4番」の気負いとか……ないんかい!!(笑)
森下のホームラン見ると、どうしてこうも「やりやがったwww」って想いになるんだろうか。
とにかく楽しい。テルのホームランとも大山のとも全然違う、なんていうか底抜けにただ面白い。待ってたお決まりのギャグが出たみたいな(笑)
逆転したあとは、今年も盤石のリリーフ陣が名を連ねる。
石井の珍しい打席を見てのイニング跨ぎにはビックリしたけど、ゲラ、そして二連投になる岩崎。
最初から飛ばすなぁ、藤川監督。
開幕カードは無理してでも獲るってことだな。
でね!木浪のタイムリーと右京さんのマルチな!
木浪は昨日の送球ミスとこの日のバントミスを取り返す値千金の同点タイムリー。
右京さんは、昨日1本出てからのスタメン死守の大事なゲーム。
開幕戦ともまた違う、ナイスゲームだったよ!
[今日のヘルナンデス]
5回表、富田の代打で登場!
止めたバットに当たったボールはカープベンチの方へ!キャー!(恐)