2025年開幕!

〈3/28 広島 0-4 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:村上
S:岩崎
敗:森下

まだ明るさ残る広島の空。
佐藤輝明の2ランホームランを号砲に2025年のタイガースが始動した。

ついでに言うと、「虎ギャル応援日記」も始まりました。テルのホームランは関係なく、打っても打たなくても、なんなら勝っても負けても始まってました。そういうことです。

さぁ行くで!

開幕投手は、村上頌樹。
昨年11月に藤川監督から指名を受けていたという。
ヤツは3~4ヵ月もの間、知られないように平静を装っていたことになる。
「開幕は誰だ?村上?才木?」とファンが予想する声も聞こえてきたであろう。
そのたびに、「俺だ!俺様だ!」と豪語したいのを押し殺してひとりほくそ笑んでいたことになる。
…などという勝手な妄想は、この投球で吹き飛んだ。
伸びのあるストレートを軸に、素晴らしいピッチングだった。
開幕投手に相応しい準備と心構えが見えた。ほくそ笑んでいた村上の顔は消えた。(最初からなかった)

昨年9月27日。
サヨナラ打を浴びた村上は自分のせいだとうなだれた。
ジャイアンツのマジックは1となり…
このマツダスタジアムだった。

藤川監督が、この日この場所での試合に村上を抜擢したのは村上には相当なモチベーションになったはずだ。
一方で、もうひとりのエース才木には6連戦の頭という大役を与えておく。
ピッチャー出身監督の起用は侮れない。

村上に話を戻す。
本当に素晴らしいピッチングだった。ピンチを作っても度胸が違った。
ジャッジに惑わされる場面にも、そこはバッテリーを組んだ坂本の「落ち着かせ」も効いて動じることもなかった。

スコアに「0」を刻み続け、9回表はただ続投のための打席に入り、そしてその裏、完封のマウンドへ。
気持ち入れて最後の力振り絞って投げたが球数がかさんでしまい交代。「あと一人」だったので残念だったが初日でそれも寒空の下で135球はやり過ぎたぐらいだ。
思い起こせば、2年前も「7回完全」からのスタートでその年のMVPの大活躍をしたのだから、村上には最初から完封しないぐらいの方が適切な悔しさが与えられていいのかもしれない(笑)

セーブのつく場面となって岩崎が登板。岩崎も開幕した。

そして、冒頭のサトテル弾は本当に強烈だった。

今から約2週間前。ドジャースとのプレシーズンゲーム、サイ・ヤング賞投手のスネルから放った3ランも痛快だったが、全然!今日の方が嬉しいし価値あるぞ。

0-2で8回まで進み、岡田元監督の「2点と3点じゃ違う」という解説どおり、「あと1点」を取りにいったところで5番大山で1点。よし。
6番右京さんで1点。一塁ベース上で「よかった」と口元が動いたのが見えた。本当によかった。4打席目だったもんな。

近本がひとり、しゃらっと猛打賞。
淡路島セット強い。(バーガーとポテト?)(近本と村上です)

まずは一勝。いやいやただの一勝じゃない。「開幕戦勝利」なのだ。今シーズンの中の小さくはないはずの大切な一勝。

さぁ二勝目行くぞ!

[今日のヘルナンデス]

主役は遅れてやってくるものさ(ベンチ)

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