4番原口

〈5/16 中日 4-9 阪神(バンテリンドーム)〉

勝:西勇
敗:梅津

今日の点数、阪神を頭にすると「94」になるね。

1 右 井上 広大
2 二 中野 拓夢
3 中 近本 光司
4 一 原口 文仁
5 三 糸原 健斗
6 左 前川 右京
7 捕 梅野 隆太郎
8 遊 小幡 竜平
9 投 西 勇輝

岡田監督も思い切ったものだ。
中野と近本以外、大きく変えてきた。
見慣れないオーダーの中で目が止まったのはやはり、「4番原口」。
大山がスタメンを外れた。岡田監督就任以来、初めてのことだ。

岡田監督は、控えの選手に対しても「みんな戦力」だという人だ。だから誰をスタメンで起用しても驚くことはないだろう、というスタンスのようだ。いや、そういうスタンスですよということにしたい、ようだ。

今までの起用を見ても、岡田監督の言動からも、岡田監督には、クリーンアップに据えたい中心になる選手がいるわけで、彼らの調子が上がらないから今この時期こそ動くのだ。
大山、佐藤輝明、森下がそうだ。
動いたことでうまくいかなければ非難を浴びるのはもちろん岡田監督なのだが、控えメンバーが今までベンチを温めていただけではないことも岡田監督はよく知っている。
「戦力」と言われて奮起しないわけがない。
原口をはじめ、みんなが高い集中力をもって素晴らしい活躍をしてくれた。

原口は初回の先制のサード強襲、そして試合を決定づける3ランホームランと、代打のときと変わらない勝負強さを発揮した。
このゲームで原口がホームランを打ってくれたということがどれほど大きかったか。勝敗だけでは語れない安堵があった。まさかここまでの結果を岡田監督が予想してたわけでもないだろうけど、納得感に加えて純粋に、原口にこんなにいい結果が出たという喜びで、試合開始当初に漂っていた自分の中の何かくすぶっていたものが晴れた。
糸原もタイムリーと四球がふたつ。
井上広大も打率キープ。
みんな来るかも分からない いつか のために努力を続けた選手たち。

そして、いまだ勝ち星に恵まれなかった西勇輝にようやく今季初勝利が訪れた。
今日マスクをかぶった梅野もマルチヒットと、攻守ともに活躍。

西、やっと勝てたね。いやこれほどまでに勝てなかったのは西のせいじゃない。打線のせい。
本当に長かった。もう5月も半ば。
桜は散り、新緑どころか、暑い夏を予感させるような日も増え、季節は過ぎていき、そして、西が勝った――(10年後の言い方)

6回裏、原口に代わってファーストの守備に就いた大山。
今季初昇格初出場でこの日2本目のヒットを打ったビシエドに、背中をポンポンと叩かれ何か言ってもらって、大山も頷いてリアクションしていた。
「焦りなさんな」とでも励ましてくれていたのだろうか。優しい表情のビシエド。
「4番」を知る苦労人。素晴らしい人だから、このシーンは嬉しかったし、ビシエドもまだまだ活躍してほしい。
…って、いきなりマルチ打ってる人に大きなお世話か(笑)
そして普通こういうのは、守備側でのビシエドがやるもんだけども(笑)

明日からは甲子園。
どうなるかな。

桐敷おかえり!
調整登板の機会があってよかった!

[今日のノイジー]

2日連続でサードでノックを受けるノイジー。
これはあるな。ワクワク♪(ただしこの日はなし)

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