〈4/22 中日 0-2 阪神(バンテリンドーム)〉
勝:村上
敗:高橋宏
前回登板がいくら良かったからって、今日の相手は侍ジャパンでも活躍した高橋宏斗だ。
投げ合って勝てる相手かどうかって……
勝負はフタ開けてみないとわかんないね!(手のひら)
村上は、前回登板からカウントすれば11イニングの完全投球。
5回に福永にヒットを打たれて、「これでいつでも代えられる」と「ホッとした」という岡田監督の気持ちもわかる気がした。
「チームの勝利」か「村上の完全試合」かみたいな究極の選択をしなければならないというのはとてもしんどい。それも全く仮定の話で。
今日の村上もすごかった。
ヒットはわずか2本の無四球ピッチング。
何の迷いも不安もなく9回を任せることができたベンチはさぞかし楽だったことだろう。
バッテリーを組んだ坂本誠志郎のリードも讃えたいけれど、いや、讃えよう。讃えるよ。
だけどベンチと同じく、ずいぶん楽しとるなと(笑)
さて、村上が良いのは十分わかった。
打線…
0-0のまま試合は6回。先頭の村上がヒットで出塁した。
プロ3年目で2本目というヒットがここで出るか。
そして近本!もうね!おもしろい!
高めにきた高橋のストレートにアジャストするとバットを返して、っていう一連の動作がとてもスマートなのだ。得意の関西弁で言うと「シュッとしたはる」というやつだ。
打球は広いバンテリンドームの右中間を真っ二つ。
走者はピッチャーの村上だが、サードコーチャーの藤本が当然のように迷いなく腕を回す。
村上は一塁からホームへと激走。
打てないチームのピッチャーは大変なのだ(笑)
そして、近本は当然だが3塁にいた(笑)←近本がおもしろいのはここ。
3ベースばっかり打ってて、せっかく1番バッターなのにちっとも盗塁が増えない。岡田監督が初回からでもバントで送るっていうせいもあるけど、今シーズンまだ1個て。
そして中野のレフトフライにタッチアップ。少し浅いようにも思ったのだけど、スタートを切った近本の加速がえげつなかった。ピストルみたい。ものすごく速い。塁間あんなに近かったっけ?って錯覚するぐらい速かった。
試合後村上は「1点取られても大丈夫というイメージで投げた」と言ったが近本の足でもぎ取ったこの1点が、村上にはとても大きな1点になった。
ということで点数は以上です。えっ…!
今日も実にスリムな打線と得点だったが、村上のおかげで本当に楽しかった。
3年目にして手にした初勝利は、完封勝利。
始めてのヒーローインタビューでは、同じ淡路島出身の近本が還してくれたことについて
「あの人は勝手に打つので」
…言い方!(笑)
「いっぱい助けてもらおうと思うのでこれからも打ってもらおうと思います」
…図々しさ!(笑)
頼もしい先発ピッチャーが一人また誕生した。
村上、初勝利おめでとう!
そして中野!セカンドに固定されてからここまで再三の好プレー。
コンバートに少なからずショックを受けてのスタートだったと言うけれど、セカンドといえばタイガースの中野、と言い切れる日がくるような気がする。
さぁ明日勝利してカード勝ち越しといこう!
[今日のノイジー]
試合前の声出しの輪がとけたとき、ポケットに忍ばせたロジンに手をやり、中西通訳の背中をタッチ。
黒いシャツはノイジーの手形で真っ白。
悪いやっちゃで!
ここまでものすごく時間かかってるけど、ノイジーが出てきたぞ!(笑)