佐藤輝明の衝撃3発!12球団最速の30勝!

〈5/28 西武 7-10 阪神(メットライフ)〉

勝:齋藤
S:スアレス
敗:ギャレット

まず初めに、この日記を読んでくれるようなニッチな方は、テレビも新聞もSNSも全部回ってこられた方だろうと推測するので、お腹いっぱいの状態だと思うけど食後のデザートのつもりで、別腹で少しお付き合いください。

さて、佐藤輝明。(肉食ったあとのデザートまた肉

ルーキーでは1958年の長嶋茂雄さん以来となる1試合3本塁打だと。ミスターの名前と並ぶなんてすごい!と思いつつも、長嶋さんってほんまにすごかったんやな…と、佐藤輝明に改めて教えてもらった感じ。
新人離れした、などともうそういう次元じゃなくて、凄さを示す比較対象ももう尽きた。
ただただ今は、現実の世界で、同じ時間軸で、佐藤輝明のいるタイガースを応援できるファンであるという幸せを享受するだけだ。

1本目は、2回先頭の打席。外のフォークにバットが届くのがやっとだったのに、バックスクリーンへ飛んでった。先制。
2本目は、6回、サンズの勝ち越しソロ12号が出た直後、今度は直球を叩いてレフトスタンドへ。
3本目は、9回……………うそやろ!?!?!?!?

かなり興奮したままこの日記を書いているけれど、ただ佐藤輝明が3本のホームランを打ったということに興奮してるんではない。
大変なシーソーゲーム、もつれにもつれ、こじれてほどけなくなりかけたところに、佐藤輝明の一発があった。これでどうだ、これでもか、ええいこれで終わりじゃ!見たこともない力技でチームをけん引した。この人まだプロ2ヵ月。3本の間に挟まった三振が次がホームランになるフラグ。何これ…

9人に1人の割合で登場するこのスラッガーに、ライオンズは相当手を焼いたと思うけど、きつかったのは、佐藤輝明に繋ぐ打線と、追いつかれても追い越されてもしぶとく投げる投手陣だ。
いくら佐藤輝明がすごくとも、彼一人だけならなんとでもなるはずだ。

スタメンマスクは坂本。不調の梅野を休ませた形だが、交流戦開幕カードを負け越した次のカード頭という重要なゲームでもこの決断が比較的容易にできるのは、坂本がまたいいキャッチャーだからだ。(打つ方はちょっと待ってな)
同点の7回先頭で四球を勝ち取り小さくガッツポーズ。ガマンして本当によく出てくれた。
そして二死2塁からのマルテも同じ。
マルテに至っては、このゲームでは3つ目のフォアボールだ。ボール球を振ってくれない外国人は嫌だ(笑)
そして、4番大山。
交流戦で復帰してから打点はなく、この日の4打席目にしてようやく出た。
一塁ベース上で手を叩いたのは、何かを掴んだ手応えがあったから。
この勝ち越し打は、新聞一面を飾るであろう佐藤輝明の3発の裏で、大きな意味があった。

7回裏のマウンドには馬場が上がったが、おかわり君に勝ち越しの2ランを浴びてしまう。
終盤での7-5というスコアは重い。
一死しかとれなかった馬場に代わって上がったのがプロ初登板の及川だった。リアルにおよよ…?と言ってしまう(恥)
全然ストライクがとれず、そりゃそうだ、打席には山川穂高なのだ。続く呉念庭にもヒットを許し、一死1,3塁。ここまできて何か吹っ切れたのかスパンジェンバーグを空振り三振。続く岸を内野ゴロに打ち取って3アウト。プロ初のマウンドは無失点だった。よかった。

そして8回裏の齋藤。ビハインドだからって楽なマウンドではない。上位に向かう打線をしっかり三者凡退。結果的に流れを引き寄せたピッチングだったし、勝ち星は納得。リリーフ陣にやや不安があるので戦力となってくれたことはめちゃめちゃ嬉しい。
プロ初勝利、ものすごい試合でとったな。

最終回。その差は2点。
7回裏からマスクをかぶっていた梅野が先頭だった。
この梅野のフェン直2ベースは、22打席ぶりのヒット。最高の仕事だった。このゲームわからないぞって思えた光の一打だった。
そして近本が「らしい」内野安打。本当に速かった。セカンドの綱島の動きにも無駄はなかったが投げることができなかった。この出塁で無死1,3塁。
中野がキャッチャーフライに倒れたが、続くマルテのバッティングには涙出そうだった。
軽打で繋ぐバッティング。これぞチームバッティングという1,2塁間を抜けるヒットがタイムリーとなった。
そして、4番の大山だ。1、2打席目では流れを止めてしまったと振り返った。
前打席でようやく結果が出て、そしてまたこうして繋いでもらった。4番とはそういうものだ。
ライナーでレフト前へ運んだ4番はガッツポーズ。打てなければ責任を負う打席で結果を出した。
そしてこの同点打は、佐藤輝明にあの5打席目を回したのだ。

佐藤輝明の3ランホームランは、今でも思う。
あれ、ほんま?

9回裏は、スアレスが3人を全員三振で終わらせ、衝撃のまま試合は終わった。

総括はまだまだ早いと思うから今は言わないけど、そんな日がきたら、きっとこの試合が一番に思い出されるんじゃないかな。

[今日のマルテ]

3本目のホームラン打った佐藤輝明がダイヤモンドを悠々一周走ってるとき、ベンチ後方で下向いて笑ってた。
そうなるよな(笑)

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