【回想録】マルモク日記!(1)

「マルモク」って何かって?
どうやら「目撃者」のことをお巡りさんはそう呼ぶようです。
わたし、そのマルモクになったことがあるんです。
もうずいぶん前の、ある夏の甲子園で。

昔話ですけど、よかったらオフのお暇つぶしに。

ある年の8月の広島戦。
スタンドで喧嘩が起こった。
ま、悲しいかな、あるといえばある話…(汗)
あ、前置きしておくと、書きたいのはその喧嘩についてではなく、あくまでも「マルモクばなし」であって、誰が悪いとかいうことではない。
そもそも喧嘩両成敗。どっちもどっち。
そして最初にお断りしておくと、ネタにはさせてもらけど(キッチリ)、カープファン、タイガースファン、プロ野球ファンの名誉を傷つけるつもりはない。うん。

さて…

私はその日、レフトスタンドのやや前方、見晴らしのいい、ヒトの持ち物の年間指定席で、いつもの友人といつもの通り、めちゃめちゃ楽しい観戦をしていた。
この友人♀は、広島出身でカープファンだったが、大阪へ出てきてタイガースファンへと転身した、シンプルな野球バカである(笑)。ここではマルモク2号と呼ぼう。あ、1号がわたしのつもり(笑)

その試合はタイガースファンにはたまらない展開だった。
2回、桧山が2ランホームランを。さらに3回、続けて3ランを!!
ものすごい桧山祭り。
スタンドはそりゃもうドンチャン騒ぎ。
調子に乗っていたかといえば、そりゃもう…乗りまくってた(笑)

そんな中…
2列前に座っていたカープのユニフォームを着た男性が、振り返って、まるで飛んでくるようにして、2号の隣の座席に座っていたタイガースファンの男性に突然、殴りかかってきた。
何が起こったかすぐには理解できなかった。あっという間にその両チームの仲間同士がもみくちゃになっていた。
目の前でおこった出来事で、とても近かったので、それはすごい迫力でドキドキした。

(つづく)

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