「お久しぶりです!」
…なんて挨拶が増えた今日この頃。
球場でしかなかなか顔を合わさない人と、またこの日も挨拶が出来た。
「元気ですか?」
と聞く私に
「おう、大腸ポリープの手術してヘロヘロやったんや」
…大腸ポリープ……
〈4/19 阪神 7-5 ヤクルト (甲子園)〉
勝:加藤
S:呉昇桓
敗:石川
「おう、おれもやったわ大腸ポリープ!」
お仲間さんも。。。
「会話がオッサンすぎる!」
と抗議した私に返ってきたのは
「この年なるとな、血圧高いんと大腸ポリープの話しかないねん」
…「しか」って。。。
そんなん言ってる場合じゃなかった。
榎田が・・・
打たれる、当てる、勝負を避ける、また打たれる。
3回途中まで5失点。
前回の好投がみるみる色あせてゆく。もったいない。
5点差をつけられたことよりも、3回もたなかったことが痛い。
誰が投げるんや。
誰が投げても一緒や。
スタンドでも自虐ムード漂う中、名前が告げられたのが金田。
「おおっ!?」とざわめいたのは、スコアボードに金田の名前が入ったのがスタメン捕手の鶴岡のところだったから。
そして9番に梅野が入って拍手が起こった。
バッテリーごと入れ替えたのは、よかった。
点差は開いているけど、まだ序盤なのだ。今から今から!そんな風に切り替えられた。
そしてそのタイミングも、賭けではあったと思うけど、ドンピシャだった。
満塁の場面で、この若いバッテリーがどう勝負するのかと、球場の雰囲気も一変した。
緩みかかってた試合を引き締めにいったこの場面は、甲子園を熟知した和田監督ならではの采配だと思った。
金田も梅野も、ある程度は開き直っていけたのだろうか。
一死満塁。
この場面で1点も与えなかった金田のピッチングは凄かったし、さらにこのあとの長めのイニングにも、追加点を許さなかった。
そこに導いた梅野のリードも冴えてたんだろうな。
満塁のピンチを切ったその裏、女房役の梅野が強いバッティング。フェン直二塁打で甲子園が沸いた。
敗色ムードが断たれ、試合が動き出した。
大逆転劇が始まった。
さぁ、加藤、安藤、福原、呉昇桓―
ここまで計算できるほどに試合をつくった二人はヒーローだ。
その証拠に、力投のベテランたちがみんな口にしたのは「金田の踏ん張り」。
さぁて、2点差をうめたいゴ回裏。
私、この日は絶対にゴメちゃんのホームランボールを持って帰るんだっ!!って、執念とグローブを持って家を出ました。
キャッチボール?…できませんw
けどけど、「素手」じゃ絶対無理でしょ!?
大腸ポリープ氏に、笑われながら構えて待ってましたよ、ええ。
そして「その時」がやってきた。
レフトポール際への大ファウルのあと…
甘いボール…
これや!!!!
打ったぁぁぁあああああーーー!!!!
ホームラーン!!!!
グローブ構えた20メートルほども離れたその先に!!!!w
ボールには触れることも出来なかったけど(笑)、この目で、ゴメちゃんの甲子園初のホームランを観られたことが、もうめっちゃ嬉しい!
そしてこれ、同点の2ラン!
めっちゃ嬉しい!
いやほんまめっちゃ嬉しい!!
そして6回裏。
ヤクルトバッテリーは、梅野を敬遠気味に歩かせた。気の強い上本が黙ってなかった。
決勝点となるタイムリー!
ふさふさまつ毛が小鹿みたいな上本は、全然小鹿じゃないのだ。
怒らせたら怖いのだ。
あ、それと!
この日、四球・二塁打・四球・四球のバレンティンとの真っ向勝負の福原がカッコ良すぎだ!!!!
三球ストレートの空振り三振!!マンガか!!涙出る!!
投打諦めず大逆転。
現地はとても寒かったけど、見ごたえある熱い試合だった!
[今日のゴメちゃん]
オオキニ!