すごい雪でしたね~。
寒かったですね~。
今日、私は淡路島に行って来ました。
温泉?いえいえ、仕事です。
アスパ五色という人工芝のグランド。
高校サッカー新人戦、準決勝の会場です。

第1試合は神戸科学技術が2-1で飾磨を下しました。
このコラムでも何度か紹介しましたが、さすがは昨年の全国高校選手権の兵庫代表。
主将の朴も「去年のチームを超えるためには、まずこの新人戦、優勝しなければならないんです」と強い口調で言い切りました。
そして、第2試合は滝川第二を準々決勝で破った市立尼崎と初優勝を目指す県立伊丹高校。
実は、県立伊丹には、昨年日本代表で戦った選手がいます。
ボランチの米本拓司くん。
今、岡田監督率いるサッカー日本代表はワールドカップを目指し奮闘中ですが、「FIFA ワールドカップ」と名の付く大会は3つあります。
4年に一度、世界最高峰の戦いがご存じ「ワールドカップ」。
そして、2年に一度開かれる「U―20(20歳以下)ワールドカップ」と
「U―17(17歳以下)ワールドカップ」の3つ。
米本くんは、昨年韓国で行われた「Uー17ワールドカップ」に日本代表として出場したのです。
プレーに派手さはありませんが、確実に中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み取るのが身上。
右足のキックは強烈ですし、ヘディングの高さもある。
もちろん夢は「Jリーガーになること」。
彼の特筆すべきは、高校のサッカー部に所属しているという点。
ワールドカップ選出メンバー21人中14人、つまり3人に2人はJリーグのユースチームに在籍しています。
Jリーグ誕生以降、高校年代の優秀な選手はJリーグの下部組織に集まる傾向があると言われています。
米本くんも高校進学時にJユースから誘いもあったそうですが、敢えて地元の公立高校に進みました。
そして、この年代の日本代表に選ばれる快挙。
この春、3年になりますが、将来が期待されます。

米本くん擁する県立伊丹高校は、雨にも負けず粘りのサッカーを展開。
後半ロスタイムに決勝点を挙げ、見事決勝進出を果たしました。
「本当に嬉しいです。次も絶対勝って、優勝したいです」と試合後は、笑顔満開でした。
チームの主将も務める米本くん。
準決勝前の練習では、雰囲気があまり盛り上がらず、あまり声も出ない状況に業を煮やし、「ちゃんとやろうや!」と激しい口調でチームメートを鼓舞。
主将としてチームをまとめる難しさを感じたのか、練習後、一人涙を流していたという情熱家でもあります。
県立伊丹高校は県大会で優勝したことがまだ一度もありませんので、新しい歴史を作れるか、注目です。
決勝はあさって、アスパ五色で午後1時キックオフ!
あ、米本くんの特集を来週、ニュースシグナルでする予定です。
放送は2月14日(木)。
是非、ご覧下さい。