神戸地方気象台は、これまで神戸市全域を対象に発表してきた気象警報などを2026年3月から区ごとに分けて発表する形に変更すると明らかにしました。
神戸市内の気象警報や土砂災害警戒情報は、これまで神戸市全域を対象に発表されてきました。
しかし、神戸市は沿岸部から山間部まで地形の差が大きく、雨や風の状況などが異なることもありました。
こうした地域ごとの実情に合わせた防災情報を届けるため、2026年3月17日午後1時から、9つの行政区に分けて発表されます。
神戸市立の幼稚園や小中学校では、立地する区に警報が出た場合は、臨時休校となり、校区が複数にまたがる場合はいずれかの区に警報が出れば臨時休校となります。
神戸市によりますと、政令指定都市で区ごとに分けるのは広島市に次いで2例目で、9区域に分割されるのは全国最多となります。
神戸地方気象台 森永裕幸台長
「住民の方々に身近に迫った危機感をより分かりやすく、我が事感を持ってお伝えすることができる」
また神戸市は、防災情報の特設サイト「神戸市リアルタイム防災情報」などを活用し、区ごとの気象情報や避難情報を確認してほしいと呼び掛けています。
