雑居ビル火災から4年 姫路で安全確保の徹底呼びかけ

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大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで26人が死亡した放火事件から4年が経ち、姫路市で消防が施設への立ち入り検査を行い安全確保の徹底を呼び掛けました。

2021年、大阪市北区の雑居ビルに入る心療内科クリニックが放火され、院長や患者26人が死亡しました。

事件から4年経ったきこの日、姫路東消防署は事件があった雑居ビルと同じように地下や3階以上に不特定多数の人が利用する施設がある建物を対象に立ち入り検査を行いました。

検査では、避難器具や消火設備の確認をした他、外国人にも伝わりやすい新たな避難標識を設置。

標識は、県立姫路工業高校のデザイン科の学生が制作したもので、多言語で「避難器具」と書かれた横に、はしごを使って避難する人型が描かれ避難方法を分かりやすく伝えています。

【姫路東消防署 大谷拓哉消防士長】

「姫路市にはたくさんの外国人が来るので避難器具が分かるように標識を作成しました。高校生と一緒にデザインを作成し、我々では考えられない発想をいただけて感謝しています」

姫路東消防署は今後も安全確保に向けた取り組みを続けていきたいとしています。

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