主君の無念を晴らすため討ち入りを果たした四十七士をしのぶ「赤穂義士祭」が12月14日、兵庫県赤穂市で開かれ、俳優の内藤剛志さんが大石内蔵助役を演じました。
赤穂市は江戸時代中期、主君への忠義を胸に討ち入りを果たした47人の赤穂浪士たちの物語「忠臣蔵」の舞台として知られています。
その思いを今に伝えるため、討ち入りを果たした日と同じ毎年12月14日に、「赤穂義士祭」が開かれます。
122回目の2025年は前年に続き、俳優の内藤剛志さん(70)が大石内蔵助役を務めました。
パレードは赤穂城跡を出発し、市民らによる大名行列や忠臣蔵の名場面を再現した山車などと約600メートルのコースをゆっくりと進みました。
内藤さんが扮する大石内蔵助は、威厳あふれるたたずまいの中にも、サービス精神たっぷり。
陣太鼓を叩きながら、沿道からの声援に笑顔で応えていました。
内藤剛志さん
「323年前の話になりますが、まだまだ彼らの偉業は語り継がれているんだなというのは実際にお客さんの前に立ってそう感じました」
今回の赤穂義士祭には約6万人が訪れたということです。
