明石高専の学生が大阪・関西万博の大屋根リングの模型を制作し完成度の高さが話題となっています。
大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」「万博の華」と言われる個性豊かなパビリオン。
多様性や未来、会場の雰囲気が200分の1サイズの模型で再現されています。
制作したのは明石高専2年3組の学生41人です。
都市システム工学科や機械工学科などの技術を結集し、1カ月をかけた力作。
こだわりが詰まっています。
1周およそ2キロ壮大な大屋根リングは…。
3メートルにギューと濃縮。
木組みの建築はおよそ3000本の割りばしで再現しました。
安く、はさみなどで加工しやすいことが理由で同じものを144個作り専用の型紙を使って個体差が出ないよう工夫しています。
観覧客の行列で大混雑したパビリオンは…。
およそ70個設置。
予算を抑えるため、つまようじや紙粘土、段ボールなどを駆使し実物の写真を見ながら制作しました。
万博に13回通った黒石航平さん。
会場で感じた感動を表現しました。
学生たちは11月の「文化祭」で展示するため、直前の1週間学校の許可を得て、夜8時まで作業しましたが、間に合わず、作業は当日の朝にまで及びました。
文化祭で大反響を呼び保存を望む声が多数寄せられたため12月20日と21日にイオンモール明石店で展示されるということです。

