本格的な雪のシーズンを前に、豊岡市ではきょう、線路の雪をかき分ける「ラッセル車」の試運転が行われました。
ラッセル車は線路に積もった雪をかき分けるための除雪専用車両で、JR西日本では、山陰本線や播但線などで30センチ以上の積雪が見込まれる場合に出動します。
けさはJR豊岡駅で試運転が行われ、係員が雪をはね除ける「フランジャー」や「ウイング」などが正しく作動するか確認しました。
JR西日本によりますと、昨シーズンは暖冬だったため、ラッセル車の出動は3日間でのべ8回だったということです。
神戸地方気象台によりますと、この冬の気温は平年並みで、日本海側の降雪量は平年並みか多くなる見込みです。
ラッセル車の試運転は今月25日まで行われ、その後は豊岡駅に常駐して本格的な積雪に備えます。

