地震に強いまちづくりへの理解を深めてもらおうと、豊岡市の中学校で建物の耐震化を学ぶ出前授業が開かれました。
豊岡市立出石中学校で行われた14日の出前授業は、建物の耐震化や伝統的建造物を生かしたまちづくりについて学んでもらおうと、豊岡土木事務所が企画したもので、1年生78人が参加しました。
地震による横向きの力に建物がどれだけ耐えられるかが重要だと説明を受けた生徒たちは、筋交いを入れると揺れに強くなる仕組みを、耐震模型の実験映像を見ながら学びました。
その後、グループに分かれてストローや新聞紙を使い、耐震を想定した模型を製作。
どれくらいの重さに耐えられるかを試し、耐震化の効果を体感しました。
参加した生徒
「建築家の人たちに支えられながら生活しているなと感じた」
「どんな形にしたら重さにもっと強く耐えられるか楽しみながら学んだ。柱をどのように置いたらいいか詳しく分かった」
豊岡土木事務所 まちづくり建築課 土肥史侑さん
「大きな災害が起きたときに建物が崩れてしまうと、今の街並みが残らなくなるので、耐震化は街並みを守るうえで大事なこと」
豊岡土木事務所では、これからも子どもたちに耐震化の大切さを伝えていきたいとしています。
