明石の海の砂を使い、やさしく幻想的な作品を生み出す絵本作家、たなかしんさんの作品を一堂に集めた特別展が兵庫県明石市の博物館で開かれています。
太陽と月、陸と海の動植物に加え、架空の生き物まで。
たなかしんさんの「想像の源」とされる、あらゆるものが調和した作品です。
明石市立文化博物館で開かれているこの特別展は、たなかさんの絵本作家活動20周年を記念したもので、これまでに出版した絵本の原画や動物の立体作品など、約310点が展示されています。
明石の海の砂を下地とした作品の数々を通じて、たなかさんがデビュー前から作り上げてきた幻想的で温かみのある「想像」の物語を感じ取ることができます。
会場には、来場者が筆を使って体験するデジタルアートの他、たなかさんが描いた下絵に来場者が色を乗せて一緒に作り上げる作品など、子どもから大人まで楽しめる仕掛けが施されています。


