神戸空襲の記憶を次世代につなぐための講演会が10日、神戸市の兵庫津ミュージアムで開かれました。
1945年2月から8月にかけて、神戸の市街地や軍事施設が狙われた神戸空襲では、およそ7500人が亡くなり、1万7000人近くが負傷しました。
市民団体「神戸空襲を記録する会」は、戦争の記憶を次世代につなごうとビデオ上映と講演会を開催。
アメリカの調査団が撮影したビデオの中から、神戸に関する映像を上映し、当時の様子や、撮影された場所が現在のどこに当たるのかなどを解説しました。
また、アメリカ空軍基地内の資料館などを訪れ、アメリカ軍の作戦記録や写真などを収集している「空襲・戦災を記録する会」事務局長の工藤洋三さんによる講演会も開かれました。
工藤さんは戦争体験者が少なくなっていく中で、今後は証言などをビデオで残す取り組みなどが必要と話していました。
