少子高齢化が進む但馬地域で、障害者の雇用や就労支援などについて考える勉強会が7月29日、養父市で開かれました。
勉強会は、障害の有無に関わらず全ての人が活躍できる社会を目指そうと、兵庫県中小企業家同友会が開いたものです。
講演では、県立和田山特別支援学校が、企業と連携した在宅ワーク体験や、地域活動の一環でカフェを運営している事例を紹介。
企業や自治体、地域など関係機関と連携し、学校や生徒自身の特性などを知ってもらうことの大切さを訴えました。
また障害者の就業支援に関わるセンターの職員からは、スーパーでの職場実習を経て、雇用に至った事例も紹介され、本人の特性や適正に合った就労支援の大切さが語られました。
主催者によりますと、但馬地域の労働人口は、10年後にはコロナ禍前の半数まで減少するとされていて、今後、特別支援学校の生徒らを対象に職業体験などを実施する予定です。
