JR西日本の倉坂社長はきょうの会見で重大事故を未然に防ぐため報告のデジタル化と新たな分析手法の導入を明らかにしました。
JR西日本の倉坂昇治社長はきょう、就任後初めてとなる定例会見を行いことしで20年となる福知山線脱線事故の発生以降、事故には至らなかった事象やミスなどを集約した「安全報告」をデジタル化し、効果的に進める分析手法を導入すると明らかにしました。
新たな仕組みでは、紙での報告書を廃止し、乗務員からの報告はタブレットによる電子化に変更することで効率よくデータを収集。
また、新たな手法を用い、エラーや心理的要因を分析し、安全対策を効果的に導き出すということです。
JR西日本 倉坂昇治社長
「運転士、社員の側から見れば報告しやすい、受け止める側の職場、本社は分析しやすくなる。より有効な対策を打ちやすくなる」
夏休みで利用客の増加が見込まれる中、JR西日本は、今後も安全対策を強化していきたいとしています。

