海水浴シーズンが本格化するのを前に兵庫県警は、海での水難事故を想定した救助訓練を行いました。
神戸市須磨区の須磨海岸で行われた訓練には、須磨警察署や災害対策課から合わせて18人が参加しました。
署員らはまず、救助で使用する浮き輪やロープの使い方などを確認。
その後、「海で溺れている人がいる」という通報が入ったという想定で、実際に救助用のゴムボートに乗り込んで、手を振って救助を求める人のもとへ向かい、浮き輪を投げ入れるなど救助の手順を確認しました。
警察によりますと、県内では2024年1年間で63件の水難事故が発生し、21人が亡くなったということです。
警察は、海や川での水難事故の他に、集中豪雨などによる水害にも注意が必要だと呼び掛けています。
この他、治療の優先順位を決めるトリアージの基準についても確認したということで、警察は海水浴シーズン中の不測の事態に備えたいとしています。
