来年春卒業の特別支援学校の生徒らの求人拡大を 県などが兵庫県経営者協会に要望書

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兵庫県などは6月27日、来年春に高校や特別支援学校を卒業する生徒の求人拡大を求める要望書を兵庫県経営者協会に提出しました。

兵庫県と県教育委員会、それに兵庫労働局は、県内企業などが加盟する兵庫県経営者協会に、来年春に高校や特別支援学校を卒業する、生徒の求人拡大を求める要望書を提出しました。

教育委員会によりますと、この春に高校を卒業した生徒の就職内定率は例年並みを維持できたものの、県内の特別支援学校を卒業した生徒の就職率は昨年度に続き全国平均を下回ることが予想されています。

県内の特別支援学校では生徒の雇用先に多い喫茶サービスや、清掃といった業種での就労を想定した模擬演習などを行っている他、生徒の就労能力を認定する独自の技能検定も実施しています。

要望書では積極的な採用と、インターンシップの受け入れを企業に働きかけるよう求めました。

【兵庫県教育委員会 藤原俊平教育長】

「技能検定を受けて技術を磨くのと同時に、技能検定を受けるまでにすごい訓練と実習をしています。この技能検定の場所に企業様も是非来ていただいて、子どもたちが一生懸命やっている姿を見ていただければと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」

教育委員会は今後、県の商工会議所連合会など15団体を訪問し、同様の要請を行っていくとしています。

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