丹波市の美術館で、スイス出身の絵本作家3人の作品を紹介する展覧会が開かれています。
草花を擬人化した「花のメルヘン」などで、絵本画家の先駆けとなったエルンスト・クライドルフ。
草花や虫、妖精といった小さな生き物たちの物語を透明感のある色彩で描きました。
丹波市の植野記念美術館で開かれている「こわくて、たのしいスイスの絵本展」では、スイス出身の3人の絵本作家が手掛けた原画や手描き絵本など、およそ150点を通して表現豊かな絵本の世界を紹介しています。
ジュネーブの美術学校で学んだハンス・フィッシャーは、「ブレーメンのおんがくたい」など軽やかな線で動物たちをいきいきと表現。
日本でも有名なグリム童話「おおかみと七匹のこやぎ」を描いたフェリックス・ホフマンは力強い作風が特徴です。
古くからの言い伝えや自然を題材にした作品も多く、絵本を通してスイスの文化を楽しむこともできます。
「スイスの絵本展」は丹波市立植野記念美術館で8月17日まで開かれています。

