アルバイト先や就職先で労働条件などを巡るトラブルに遭うことを防ごうと、神戸市内の大学で労働法を学ぶ出前授業が開かれました。
出前授業は兵庫県立大学で行われ、ハローワークや労働基準監督署などを運営する兵庫労働局の職員が講師を務めました。
昨年度、兵庫労働局の窓口に寄せられたおよそ4万5000件の相談のうち、職場でのいじめや嫌がらせに関する内容が最も多かったということです。
授業ではこれから社会に出て働く学生たちに、賃金未払いなどのトラブルに対処するための知識を身に付けてもらおうと、労働法の基礎をはじめ、ハローワークで就職支援などが受けられることが伝えられました。
兵庫労働局は若い世代の相談に電話で応じる「若者相談コーナー」も活用してほしいとしています。
